こんがらがった赤い糸【DQ6】Part1
テリーとの赤い糸
*注:バーバラ目線です。
何で私の小指が痛いんだろう…。
テリーと離れると私の小指がズキズキする…。
そんなこともお構いなしに遊んでいるレックとハッサンにはちょっと腹が立つ。
二人はお互いの鞄を投げ、遊んでいるようだった。
馬鹿馬鹿しいなんて思ったその時!
「うわあ!俺の鞄が!!」
とハッサンが泣いていたのだ。ハッサンの鞄が
破れながら飛んでいる。
そんな中で、ハッサンの鞄から夢見の雫が降ってきたのだ。
「キャアァァァァァァァァ!」
目に入りそうだ。前説明書でこの雫が目に入ると失明するいうのを
見たことがある。もうみんなの顔が見えなくなるの…?
私は目を閉じて無事を祈った。
…………。
目が開いた。そこには、見事な剣さばきで
夢見の雫から守ってくれたテリーがいた。
「大丈夫なの、テリー?」
『ああ、問題ないぞ。……!?』
テリーは、何かに驚いているようだった。
私も驚いてしまった。テリーの小指の赤い糸が
私の所まで繋がっていたから…。
こんがらがった赤い糸【DQ6】Part1