黒髪

男なんてどうせカラダ目当てだと思います

おとこ おとこ おとこ
ぶつくさ呟く人はみんなぬいじゃえばよってくるのに

恋人なんて、関係をもったひとなんて
みんなみんな私のことなんて知らなかった
でもそれでよかった
だってそういうことしたいのはわたしだったから

本当の愛とか恋とか
ちょっと偏ってるなって思う

家族になったら恋はなくなるのかな

でも、どうしてあの人のことが忘れられないの
何度抱かれたってわたしの心はないんですから
誰でもよかったのに

手に入れたかったのはあなただけ
でもずっと傍にいてほしいわけでもない

ただもう一度落ちてくれたらわたしの勝ち
そう思ってた

あなたの好きな黒髪にしてずっと待とう
と思いました。でもあなたは来てくれない。
もうきっと触れることはないのでしょうね

何度だれかと触れたってあなたとの夜は忘れない

でもわたしだって所詮女だから今日も誰かと触れ合うの
何人傷つけたらわたしはあきるのでしょう
ごめんなさい ごめんなさい

この街にあなたは今も住んでいる
もしかしたらあなたと会うかもしれない
それがうずうずしてたまらないの

後悔させたくてたまらないんだから
どんな顔をして歩いてるだろう
あなたの隣には誰かいるのかしら
話しかけてくれるかしら

柔らかい髪質になったわたし
あなたの嫌いな色よ
とっても素敵な笑顔で振舞ってあげよう
あなたじゃない男の名前を呼びながら

黒髪

黒髪

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-10-06

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