真夜中にあなたへあげることばは
たった五十音では紡げないのです。

一つの布団のなかで
肌を合わせ 胸にあるあなたのBVLGARIの香りに恍惚をおぼえても

高鳴るこころの音や
染まっていく頬のいろ
小さく爆発する身体の奥の熱は

とても、あらわせないでしょう。

だから

あなたの
君は僕が好きですか には


ん。


これだけで十分

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-10-02

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