星空に想う

私には直径10万光年がどれくらいの距離なのかは実感できないけど




虚空に思い浮かべるーーハロに包まれた回る銀盤のーー天の川銀河は
まるで真珠の粒のように小さく 宇宙の雫のようにも感じられて




私たちの存在は小さすぎて見えない いることさえ わからないほど
     


そうしたーー数千億個と推定されるーー無数の銀河が
広大な宇宙空間に見えない糸で繋がっているように感じられる


     
時には この広大な宇宙空間も もしかしたら点のような存在にさえ思え
そして点というものは無限に展開できるものらしいとも聞いた


     
人類ーーその一人ひとりの人間ーーの視点は 無限に展開できる点の
その一部分をクローズアップして観ている顕微鏡のように思える


     
ときに 人の意識は自分を個と感じさせ 他と分断されているように思わせる
でも私たちの全ては この宇宙から生成された存在であるんだ


     
異質なものなど なにもない


     
この宇宙があり この天の川銀河があり その銀河のオリオン腕に抱かれた
この太陽系の 惑星地球の存在があって 私たちは顕現し生きている

星空に想う

星空に想う

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-07

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted