カゲフミ

渡辺大智

大事な翔太郎の試合、そして狂っている影踏み。
翔太郎の運命は・・・・

今日は翔太郎にとって大事な試合だ。だが翔太郎は勝てるかどうか不安だらけだった。

「頑張れー!翔太郎くーん!」
応援団の声が響き渡る。
「くそっ、あとちょっとなんだ!」
翔太郎がそんな事を考えていると、ボールが次々となげられていく。
「ズザァ・・・」
翔太郎は滑り込みをした。だがそれが無駄だとわかったのは数秒後だった。
「アウトーー!!」
「おい!何やってんだよ!翔ちゃん!」
仲間から次々と批判が帰ってくる。
「てめえなんかやめちまえ!」「このクソッタレが!」
ここまでひどいと逆に笑えてくる。
その日から翔太郎は部活をサボるようになり
ついに退部を決意した。そして退部届けを顧問の先生に渡し、
「おっ・・翔ちゃんか・・久しぶりだね。」
幼馴染の咲が話しかけてきた。
まるでかなしそうなその顔、僕は気づけば咲に話しかけていた。
「ちょっとどっかで遊ぶか。」
「えっ」
咲は「突然遊ぼう」なんか言うからびっくりしたんだと思う。
「なににする?鬼ごっこ?かくれんぼ?」
「影踏みってのはどう?」
「影踏み?」
影踏みは相手の影を踏み、踏んだ相手を「OOの影踏んだ!」
と言い、鬼がかわるというゲームである。
「いいね。やろうか。」
「じゃあ夜にやろうよ。」
「へっ?」
翔太郎は少し混乱していた。本来影踏みは朝・昼にするものだ。
夜にやるとなると影がまず見えない。懐中電灯でみると若干影は見えるのだが、
それだと難易度が跳ね上がってしまう。
「今日の夜、あの一本杉の所で待ってるから。」
「わかったよ。」
なぜ夜に影踏みをやるのか聞き出せないまま咲は去ってしまった。

カゲフミ

カゲフミ

  • 小説
  • 掌編
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
  • 強い言語・思想的表現
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CC BY-SA
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