人間と悪魔 番外編2
番外編 バレインタイン
「あぁ?緊張するなぁ?・・・」
坂内は手の平サイズの箱を持っていた。
どうやらそれはチョコのようだ。
「いつ渡そうかな・・・。」
「舞ちゃん、なんか俺に用事ある?」
「え・・・?別にないですよ。」
「いや、あの、チが最初につくヤツ。」
「チヨビタ?」
「どんなボケかた!?わざとでしょ!?」
「すいません、はいこれ、手作りですよ?。」
その瞬間、桂木はすごい心配そうな顔をして坂内にこう言った。
「・・・砂糖と塩間違えてない?」
「そんなイージミスしないですよ。」
「なんかの薬品使った?」
「使うわけないでしょ!!そんなこというなら返してくださいよ!」
「ごめん、ごめん。じゃあありがとね!」
{返したほうが安全かもしれないな・・・。}
桂木は心の中でひっそりそう考えていた。
しかし実際うれしい気持ちのほうが大きかった。
「・・・・さて、どうしようかな。」
そう考えていると、東が会社に入って来た。
「あっおはようございます。」
「あぁ。」
東は無愛想な声で返事を返した。
バレイタイン2に続く。
人間と悪魔 番外編2