人間と悪魔 番外編2

番外編 バレインタイン


「あぁ?緊張するなぁ?・・・」

坂内は手の平サイズの箱を持っていた。
どうやらそれはチョコのようだ。

「いつ渡そうかな・・・。」

「舞ちゃん、なんか俺に用事ある?」

「え・・・?別にないですよ。」

「いや、あの、チが最初につくヤツ。」

「チヨビタ?」

「どんなボケかた!?わざとでしょ!?」

「すいません、はいこれ、手作りですよ?。」

その瞬間、桂木はすごい心配そうな顔をして坂内にこう言った。

「・・・砂糖と塩間違えてない?」

「そんなイージミスしないですよ。」

「なんかの薬品使った?」

「使うわけないでしょ!!そんなこというなら返してくださいよ!」

「ごめん、ごめん。じゃあありがとね!」

{返したほうが安全かもしれないな・・・。}

桂木は心の中でひっそりそう考えていた。
しかし実際うれしい気持ちのほうが大きかった。

「・・・・さて、どうしようかな。」

そう考えていると、東が会社に入って来た。

「あっおはようございます。」

「あぁ。」

東は無愛想な声で返事を返した。


バレイタイン2に続く。

人間と悪魔 番外編2

人間と悪魔 番外編2

季節はずれですけど、たまにはこういうのを書いてみました。 なんかシリアス雰囲気がつづいてたんでね。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-05

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