アメイロマジカル
お初です。よろしくです!!
ある日、突然魔法少女になった件について
どうも、突然で申し訳なく思いますがなんか変身しちゃったんですか、どうすればいいんですか?
それもこれも、朝から学校に遅刻しそうになるからこんなことに……
「ばぁーさん、変な飴なんていらなかったよ」
ベタにたらこフランスパンくわえながら、学校へ急いでいたら曲がり角でぶつかった私は、何故かぶつかった相手のおば…ばぁーさんに飴をもらい、どこぞに飛んで消えたパンの代わりが如く、飴を開けるとまぶしいくらいの光に襲われ、再び目を開いたらいつもの制服から、明らかに脇役位置ぽそうな緑基調の服に身を包んでいて、冒頭に戻る。
「ベイペイ!」
「お約束の、雑魚キャラとの初戦フラグ」
どここかに、ナビゲーター的な妖精はいないのだろうかと思わず、辺りを見渡すがむしろ、素晴らしいぐらいの虚構が広がっていた。
「あー…なんか、ごめんなさい。」
たかだか、勝負服(魔法の服)に身を包んだだけでいきなり、活躍できるとかどこのチートだ。少なくとも、私には無理であるからして雑魚キャラに謝ってみたが、効果はないようなので、次に財布から野口を出してみると
「のぐち!」
食いついた。よし、これで一つ学んだ雑魚キャラには野口が有効。ただ、これからランクアップしていく敵キャラの対象をお金で考えると、諭吉が財布ならぬ通帳から姿を消すであろう…
「なんて、恐ろしい。」
「お前いいやつ!ボスに会わせる!!」
「いや、謹んでお断りします。」
こうして、風祈は初勝利を飾った。
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