まっすぐ


まっすぐに道を歩くとは、意外と難しく、白線がないと自分がまっすぐ歩いているのかわからない。


「まっすぐに生きよ」

そんな感じのことばをよく聞くが、まっすぐに歩行することさえままならない僕らが
生きることだけで精一杯な僕らが
まっすぐに生きることなど不可能である。

そもそも、まっすぐに生きるお手本などないし、自分の考えているまっすぐな生き方がはたしてまっすぐなのかもわからない。


…よく言う平凡な学生生活というものを僕は送っている。
しかし、この平凡な学生生活が本当に平凡なのかも怪しいものである。

そんなことを考えていたら講義が終わった。
席を立ち、友人と昨日見たバライティーの感想を述べながら
明日に迫ったレポート提出期日を心配しながら
今日1日を終わらせようとしている。

1人暮らしのアパートへの帰り道、夕日に照らせれた白線の上をはみ出しながら歩く。



…今日の夕食のメニューを考えながら。

まっすぐ

このタイトルで物語を考えたら意味が分からないものになりました泣

まっすぐ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-09-20

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