正体

透明な液へ

性根をどっぷり沈めてみれば

底はまっさら暗がりで

気のない世界



心地ゆく光の誘惑にそって

窓外を懸命に覗きこもうと



硝子(ガラス)に貼りつく ぼくの正体は

ニヒルに笑う 黒の道化師

正体

正体

「透明な液へ 性根をどっぷり沈めてみれば ・・・・・・」

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-09-18

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