Neo Border [Version2.0] ■024■
Foresight
近未来、
現実国家では正すことのできない不合理さが
ネット上に仮想国家を生み出した。
<剣の冬>
「Shining Candy」8号機が可動を始めると、途端に“Neoborder G連合”の戦況が悪くなっていった。
「Shining Candy」8号機は南極に固定され<AI Ranラーン>が、先の「Shining Candy」7号機は北極に固定<AI Agirエーギル>が管理している。この2つは他の「Shining Candy」よりもはるかに能力が高い。
どちらも共振エネルギーの基礎理論に基づいて製作された新型の次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」を搭載したため、全「Shining Candy」は連携した自立可動が可能となった。
つまり
旧ネットワーク関連区域を利用しないネットワーク構築が完成したわけである。
(ただしスパイス情報として、この活動を止めるための方法がたった一つあり、地球上のどこかの現実国家群の特別管理区域からのアタックだけである。)
「Shining Candy」の連携システムの完成は宇宙からの管理により、現実世界はもとより新ネットワークのAI領域まで掌握された格好になった。
“国境システム「Neo Border Gateway」“は<AI Thiaziスィアチ>が地上からの指揮のもと、いよいよ総攻撃が始まる。
「Shining Candy」8号機、「Shining Candy」7号機はその連携がまさに神業で、この新ネットワークの完成により形勢が一気に逆転した。
もちろん、現実世界の戦線が一気に拡大。なんといっても彼らには、もう旧ネットワーク関連区域に未練は無い。
・・・このままでは“Neoborder G連合”は各方面で戦線を維持できない。
しかし、有効な事態の打開策は見当たらない。
“Neoborder G連合”の会議において常に「「Shining Candy」が破壊できれば」と、口にされたが、それは自分で自分の首を絞めるものであるということを誰もが周知していた。
それは人類にとって“国境システム「Neo Border Gateway」“も次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」も人類の未来のために不可欠なものであることは誰もがわかっていたし、破壊すればその影響で地球環境が一変し、人類への直接的なダメージが始まりやがて滅びることを<AI Heimdalヘイムダル>と<AI Freyaフレイヤ>が共にはじき出していたからだ。
Neo Border [Version2.0] ■024■
*------------------->
<外部参照リンク>
「“Neo border”に出てくるキーワードの解説」
■仮想地球(Globe of Virtual Reality )とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/globe.html
■ラグナロック・Ragnarok(人工知能型ウイルス)とは
<AI領域戦争までの認識>
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/ragnaruk.html
■国境システム「Neo Border Gateway」とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/nbn.html
■次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/ces.html
■“JBM(Jet Black Mice)”とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/jbm.html
■“MSSS(Medical Support Security System)”とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/msss.html
■“TFS(Tutelary Fairy System)”とは
www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/neoborder/tfs.html
<-------------------*