人間と悪魔45話
今回もないっす
「ぐすん、ぐすん・・・。」
女の子は東の大声で泣いてしまっていた。
東は東でまさか泣くとは思ってなかった。
「・・・まぁ、謝ってこいよ。」
「そうですね、やっぱりここは謝ったほうが。」
「ガンバ!優斗!」
「・・・・気が乗らんが、しょうがない・・。」
そうして東は女の子に近づいて隣に座った。
「まぁ・・・なんだ・・。」
東は息を吐いて、そして落ち着いたあとにこう言った。
「悪かったな。」
「・・・。」
女の子は無言のまま、うなづいた。
どうやらもうすでに泣き止んでるみたいだった。
「泣いたあとは腹が減るだろ、なんか食うか?」
「・・・・いいの?」
「まぁ、それで許してくれ。」
女の子は東に小さな声でこう言った。
‘ありがとう‘
その声はすこし泣き声で、それと嬉しそうな声でそう言っていた。
「なんとか仲直りできたみたいですねぇ?。」
「そうだな。」
「わたしも優斗に優しくしてもらいたいなぁ」
そうして、女子にご飯を食べさせ、あとは寝るだけだった。
しかし寝ている間に事件が起きた。
「むにゃむにゃ・・・・」
「すー、すー」
「もう許してくれ・・・・」
それぞれの寝言が部屋に響いた。
そんな中、ちがう部屋で「がさがさ」とそういう音が聞こえてきた。
「・・・・こんな夜中になんだ・・」
その音で東が起きて、その音のなる部屋に行ってみると。
「なにやってんだ・・?」
そこには女の子がいた。
女の子は会社の大切な書類、情報などをあさっていた。
「うわ!!」
「・・・その書類どうするんだ?」
「・・・うぅ。」
「答えろ。」
「・・・・・やーめた。」
「?」
女の子は突然どうでもいいような顔になり、左の手のひらを見せた。
「蝶の刺青・・・!?」
「隠すのめんどくさくなっちゃった。」
東は声が出なかった。だそうと思っても出なかった。
「自己紹介が遅れたね、私はマスターの一人、「暴食」だよ、ヨロシクね。」
「・・・何の用があってここに来た?」
「キミたちの情報がほしかったんだよ。」
「情報・・・?」
「キミたちはカモだからね!」
暴食の持ち主は意味深なことを言った。
東にはその言葉が理解できなかった。
「キミたちは殺し屋・・・恨みをもったまま死ぬ魂はよりよい悪霊が作れるからね。」
「悪霊・・・?お前らそれとなんの関係があるんだ!!」
「それはキミに言う必要はないと思うよ。そんじゃあ、いままでありがとね!ご飯ご馳走様!」
そういうと、色々な情報が入った書類を手の中で包み込んでそのまま書類を消した。
「!?」
「不思議そうな顔してるね、まぁこれが暴食の能力みたいなものかな。
」
「その書類を返せ。」
そういうと東は銃を構えた。
「・・・・ムダだよ。銃の弾も食べちゃうから。」
「・・・なに?」
「じゃあね、また会えること楽しみにしてるよ!」
そういうと空中に異次元空間を作りその中に消えていった。
人間と悪魔45話
今回ないです。