マックロクロスケノ木
マックロクロスケ出ておいで
「お姉ちゃんマックロクロスケが木にいっぱいいるよ!」
妹の渚が姉の恵に叫んだ。
「本当だ!いっぱいいる!」
「木を揺らしたら落ちてくるかな?」
二人は思い切りマックロクロスケの木を揺らした。
マックロクロスケ達はビックリして目をパチクリした。
「あの…揺らしても落ちないんですけど…」
マックロクロスケ達は揺らされても落ちない。自分の意思で落ちるからだ。
「全然落ちてこないね…」
渚は残念そうに呟いた。
「夜になったら家にやってくるんだよ、きっと!」
恵は渚を慰めた。
「家に来るの?きゃー恐いー!」
渚は楽しそうに笑った。
「きゃー楽しみー!」
恵も楽しそうに笑った。
「早く帰ってマックロクロスケを待ってよう!」
二人は駆け足で家に帰って行った。
「しょうがないなぁ…」
「今日はあの子達の家に遊びに行くか」
マックロクロスケ達はワシャワシャしながら動き始めた。
マックロクロスケノ木
出ないと目玉をほじくるぞ