マックロクロスケノ木

マックロクロスケノ木

マックロクロスケ出ておいで

「お姉ちゃんマックロクロスケが木にいっぱいいるよ!」
妹の渚が姉の恵に叫んだ。
「本当だ!いっぱいいる!」
「木を揺らしたら落ちてくるかな?」

二人は思い切りマックロクロスケの木を揺らした。
マックロクロスケ達はビックリして目をパチクリした。
「あの…揺らしても落ちないんですけど…」
マックロクロスケ達は揺らされても落ちない。自分の意思で落ちるからだ。

「全然落ちてこないね…」
渚は残念そうに呟いた。
「夜になったら家にやってくるんだよ、きっと!」
恵は渚を慰めた。

「家に来るの?きゃー恐いー!」
渚は楽しそうに笑った。
「きゃー楽しみー!」
恵も楽しそうに笑った。

「早く帰ってマックロクロスケを待ってよう!」
二人は駆け足で家に帰って行った。

「しょうがないなぁ…」
「今日はあの子達の家に遊びに行くか」

マックロクロスケ達はワシャワシャしながら動き始めた。

マックロクロスケノ木

出ないと目玉をほじくるぞ

マックロクロスケノ木

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-09-13

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted