ぼくちゃんの


息ぐるしい夜は

牛乳の海へとおちてゆこう

クジラの背中へ夢みる枕を

そっとしのばせ

ヒトデと踊る 満天(まんてん)夜空(よぞら)

きっとぼくちゃんの

おとうさんも おかあさんも

お布団くぐるトンネルのあちらがわへ

めぐりあう

めとめ

てとてつないで

ポテポテつがいで

寝ぐるしいポクちゃん()ての招待状 ぎゅっと握って

旅してきたんだよなあ、



瓶のそこまでシルクルおちて

ミルクるまみれた

ぼくちゃんの特等席へ

いくがはやいか

宮子鳥(みやこどり)が一番のりで朝を告げたら

やっとこさ

そうさ ここからが

おしゃべり坊主(ぼうず)

おしまいと



「はじめまして」

ぼくちゃんの

ぼくちゃんの

「息ぐるしい夜は 牛乳の海へとおちてゆこう ・・・・・・」

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-09-07

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