人間と悪魔43話
「・・・『マスター』の情報を聞かせてもらおうか?」
東が真剣な眼差しで女の子に『マスター』情報を聞いた。
しかし女の子は。
「それよりもお腹減ったよぉ・・・。」
「・・・情報をいったら飯を食わせてやる。」
「え!本当!!じゃあ話すね!」
そう言って女の子は嬉しそうに『マスター』の情報を話した。
絶望: この『マスター』は絶望を見せることが得意らしい。
その能力を操り、人々を苦しめている。
悪夢: 人の夢を悪夢に変える、その他に幻想を見せることができる。
暴食: 無限の胃袋、食べ物に問わずなんでも食べることができる
別名、ブラッフォールと言われている。
豹変: 色々な性格に豹変ができる。格闘技、剣士、スナイパー
本当の性格が分からないと言う
召喚使: 動物、人間、神を召喚できる。
召喚した者たちは、召喚使の手足のように動かせる。
「・・・って感じだよぉ。」
「パッとみ、そんな最強の能力だとは思わないな。」
「ですね?。」
「能力はどうでもいい、なにか特徴はないのか?」
そう言われて、女の子はしばらく考えた。
そしてしばらくして閃いた。
「たしか身体のどこかに『蝶』の刺青をしてるね!」
「刺青・・・趣味が悪いわね。」
「もういいでしょ!ご飯食べさせて!」
そう言われた東は坂内に飯の準備しておけと言って、坂内は飯の準備に取り掛かった。
「刺青か・・・・。」
そして10分後、テーブルに置かれたたくさんの料理が置かれた。
「おい・・・。東、舞ちゃんの料理って・・・。」
「大丈夫だ、今回は全部冷凍食品だ。」
「よかったな・・・。」
「わぁあ、おいしそうぉ??!!」
「いっぱい食べてね!」
そう言った瞬間、たくさん置かれた料理が5分で消えた。
「・・・・?」
「あれ?料理は?」
「おかわり!」
あれだけの料理を食べてもまだ女の子は食べる気満々でいた。
それに驚いた、坂内は急いで料理を作りにいった。
「・・・・おい、ヤバイだろ。」
「もう知らん。」
「殺人を見過ごのか?」
「もうムリだ。」
そんな会話をしてうちに、おぞましいニオイが漂ってきた。
「なにこのニオイ・・・!ひどい・・」
「出来ましたよぉ?!」
その料理はとても料理とはいえず、宇宙人を丸焼きにした感じだった。
「・・・あなた、なんの材料を使ったの?」
「はい、どうぞ!」
「ヤバイ!ヤバイ!死ぬぞ!あの子死ぬぞ!」
「心配しなくても、子供ならニオイをかいだら失神する。」
「いただきます!」
そしてその宇宙人丸焼き料理を女の子は3分で感触した。
「おいしかったぁ?ご馳走様!」
「・・・・すげぇ。」
「・・・・・・・そういうレベルではない。」
[あのガキ、なんか変だな・・・・・。]
人間と悪魔43話