生白く、生醜く

生白く、生醜く

桐灰悠

生まれたものは白く
何者よりも強く
ただ明日の方を見据える
日の光を照らすほどの
眩しすぎる光を
外へ放ち続ける

外の者ただそれを眺める
嘲笑う憧れる可愛がる
愛を持つ者幸せに導く
脇を見ず顧みず
生まれたもの同じく
脇を見ず顧みず

道中さまざまを踏み
さまざまを越え
さまざまを避け
さまざまを殺した
落ちない汚れ
刻まれたキズ
抱えきれぬ荷
進まない脚

ここに立った日から
定められていたこと
ここに立った日には
定められてしまうもの
脇を見ず後ろを見ず
私は息をしている

生白く、生醜く

当たり前で有り触れた幸せ。

ありがとうございました。

生白く、生醜く

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-09-05

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