人間と悪魔42話

今回も特に・・・

東たちは、会社に集まっていた。
『マスター』を探すために。

「どこ探すんだよ・・・、顔をも分からない上に特徴もないんだぞ・・」

桂木はそういいながら、ため息をついた。
彼がそういうのも当然で、なんの特徴もわからないでいる。

「困りましたねぇ・・。」

そんな会話をしていたら、突然。

ピンポーン!

と、チャイムが鳴った。

「依頼者か?」

「坂内、出ろ。」

「分かりました。」

そう言って坂内は会社の玄関に向かって歩いていき、玄関の扉を開けた

「はい、どちら様でしょうかぁ?」

玄関の前には、大人にも満たない可愛らしい女の子が立っていた。
肌は透き通るぐらいの白、瞳は輝いていた。

「ここって『デビルハンター』だよね?」

「うん、そうだよ、どうしたの?こんなところに?」

「あのね、私どこにも行く場所がないからここにおいてほしいの。」

「へ?」

坂内はその言葉にしばらく返答できなかった。
そしてしばらくして。

「あ、東さん、お客さんです・・・。」

「・・・?ならつれて来い。」

「・・・では、どうぞ・・。」

そう坂内が言うと、女の子は会社に入っていった。

「それで、依頼はなにかな。」

「私をここにおいてほしいの。」

「帰れ。」

そういうと東は、女の子手を掴んで、玄関まで引っ張った。

「はい、お客様のお帰りです。」

「いやぁ?私の話を聞いてよぉ?!!」

「ここは、なんでも屋じゃない、ちがうところにいけ。」

「もちろん、ただで置いてもらおうとは思ってないよ!」

そういうと女の子は自身満々で答えた。

「ここで雑用するからさ!」

「帰れ。」

「えぇーーー!!」

「まぁまぁいいじゃないか、行くところがないなら泊めてやれよ。」

それを見ていた桂木が東に向かってそう言った。
まるで人事のように。

「ふざけるな、色々とやることがあるんだぞ!」

「優斗、私たちの子供のように育ててあげましょうよ。」

「おぞましいこと言うな、黙ってろ!」

「え!そ、そんな・・。」

「自業自得ですね。」

「さっきからお兄さんたちなにを調べてるの?」

「ガキに言う必要はない。」

そう東は女の子に冷たく言った。
でも女の子はそれに対してこう言い返した。

「いいのかなぁ??そんなこと言って・・・・。」

「なに?」

「私、情報に関してはピカイチだよ?」

「マジか!?東その子に聞けば分かるんじゃないか?」

「・・・・変な情報だったらただじゃ済まさんぞ。」

「大丈夫だよ!」

「上がれ。」

そう言って東はその女の子を会社に入れて詳しい話を聞くことにした。

人間と悪魔42話

今回も特に・・

人間と悪魔42話

自分でも思うんですけど、結構自分は頑張ってるんじゃないかなと思います。 自意識過剰だと思いますけど、こう思わないと小説書いてる人にはやってられないですよねぇ。 話に関係ないですけど、自分は話のどんてん返しがすきですねぇ!

  • 小説
  • 掌編
  • アクション
  • サスペンス
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-08-26

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