人間と悪魔39話
夏も終わりまっすねぇ?
なんかさびしい気分です・・!
でもあたらしい季節を待ちましょう!
「・・・東さん?」
東はその場でピクリとも動かなかった。さっきのダメージが効きすぎてるようだ。
「お前らと戦ってもムダに終わるだけだな・・。」
そう言って男は二人を無視して帰ろうとしたところで
「待てよ。」
その声は桂木だった。
「俺たちの仲間をこんなにしてただで済むわけないだろ。」
男はそのまま桂木のほうに振り返り、桂木を見た。
「俺と戦え。」
桂木は一言そう言った。その表情はとてもマジメだった。
「・・・戦うのはいいが・・死ぬ覚悟はできてるのか?」
「できてない、だって負けないから。」
「・・・ほう、いい度胸だ、そういうヤツはキライじゃない。」
そう言って、男は自分の剣を地面に投げ捨てた。
「その剣を使え、俺は素手でいい。」
「やだね、俺は素手の相手に剣はつかわねぇ。」
「・・ふふふ、気に入ったぞ・・!」
その直前、桂木は思い切り振りかぶって男の顔面を殴った。
「・・・なんでよけない!」
「手加減だ、次俺はお前を殴るが避けてもいいぞ?」
そういって次が男が桂木の顔面に拳を打ち込んだ。
案の定、桂木はそのまま倒れこんだ。
「か、桂木さん・・!!」
「・・・ま、だだ!」
なんと桂木はさっきの攻撃を耐え抜き立ち上がった。
「そんな攻撃・・い、痛くも、か、かゆくも、ないぜ!」
「・・・ふふ。」
「つ、次は俺だな・・・」
そう言って桂木は思い切り男を殴ったあと、そのまま倒れた。
「なかなか根性の座ったヤツだ・・・さて。」
「・・・・」
坂内はもうなにもできない状況でいた。動きたいけど動けない。
そして声もでない・・。
その直後。
バキっ!!
「・・・っ!」
男は宮下の攻撃により、すこしぐらついた。
そして男のしていた馬の仮面もとれた。
その正体は。
「・・・・!!!」
宮下は驚いた。仮面をとった男の顔は目の色は赤で、宮下に瓜二つだった。
「兄さん・・・?」
「って・・・・・あぁ?首の骨がおかしくなったかな?」
そして男は首を左右動かし、宮下を見た。
「・・・よぉ、元気だったか?」
その瞬間。 ドォン!!
「ぐうぇえ!」
男は腹に思い切り蹴りを入れられ、吹っ飛んだ。
「ゲホッ!ゲホッ!なにすんの?・・・兄さんだぞ?」
「・・・どういうつもり・?」
「いやぁ?お前が会社に入った言うからさ、どんなところだと思ったら、とんでもないところなんだな。」
「・・・関係ないじゃない。」
「その通り!関係はない!でもなぁお前の上司はどれだけ人を引っ張る力があると思ってな、試したんだよ!」
「だから挑戦状を・・!」
「でも実際のところたいしたことないな・・。俺ひとりで全滅するなんてさ・・なぁ、こんなところやめ・・・ぐへぇ!!」
男が言いかけたところで宮下は、思い切り顔面蹴りを入れた。
それを見ていた宮下はまったくわけが分からないままであった。
人間と悪魔39話
今回は男の正体を暴かれます。男は敵か味方か?