クリームソーダ

あなたにとっての私は

私にとってのあなたとは異なる

私にとってのあなたは

クリームソーダのサクランボのようなもので

あなたにとっての私は

クリームソーダを飲み終わり残った氷のようなもの

喉が渇いていれば

氷を口の中でとかしてしまう

いてもいなくてもいい存在

代わりならいくらでもいるのだから

安く済ませたいなら

残った氷の私を選び

ほかの味がいいのなら

あなたはまたお金を払って

違う飲み物を頼むのだろう

私はあなたが好きだから

あなたの財布がいつも空っぽであってほしい

クリームソーダ

クリームソーダ

シュワシュワとしたクリームソーダ 大切なサクランボ あなたにとっての私と私にとってのあなた

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-22

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