クリームソーダ
あなたにとっての私は
私にとってのあなたとは異なる
私にとってのあなたは
クリームソーダのサクランボのようなもので
あなたにとっての私は
クリームソーダを飲み終わり残った氷のようなもの
喉が渇いていれば
氷を口の中でとかしてしまう
いてもいなくてもいい存在
代わりならいくらでもいるのだから
安く済ませたいなら
残った氷の私を選び
ほかの味がいいのなら
あなたはまたお金を払って
違う飲み物を頼むのだろう
私はあなたが好きだから
あなたの財布がいつも空っぽであってほしい
クリームソーダ