初恋

初めて恋をした人が忘れられない
初めての感情だった
中学1年生の時親友と付き合っていた彼は
とても優しく、面白くて、かっこいい
親友と付き合っているので
この気持ちをそっとしまった。
だけど、たまにメールをした
ただの連絡のようなものでも
幸せだった
高校に入って
親友と別れたという噂が耳に入った
そんな彼から突然のメールに私は体が宙に浮くようだった
何回かしているうちに
会うことになった
打ち明けよう
もうこの気持ちを言ってしまおう
3年間も温めてきた気持ちだ
実際会うと彼は私に告げた
「セフレにならない?」
衝撃だった
あんなに好きだった彼は
私が告白する前に
言い放った
頭の中が真っ白になった
自然と涙が出てきた
悔しかった
親友は彼女になれて
私はセフレにしかなれないことが
私は親友に決して劣っているとは思えなかった
女の子らしいし
スタイルだって維持してきた
白い肌が好きというから
外にもいかず白くした
あなたのための私なのに
セフレにしかなれないことが
悔しかった
でも彼を嫌いに離れなかった
だからまだ私の初恋は終わらない
ほかの人を好きになっても心の中では
いつも彼がいるのだ
それ以来彼とは会っていない
そんな彼でも鮮明に顔が思い浮かべられる
それが一番辛い
氷が溶けたお茶のように
薄まってしまえばいいのに
彼の顔もこの感情も

初恋

初恋

私の今の状態をそのまま書いてみました

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted