ひとりぐらし -零、永遠の妄想乙女

私は、N県の山に囲まれた盆地に生まれた。
大学はA県の私立大学に進学し、今は同県で就職している。卒業してすぐに食品会社の総合職という申し分ない就職を果たしたものの、
生来のヘタレで忙殺の日々に白旗を揚げ、本の虫だった過去を懐古し、今は図書館に勤めている。
 昔から、私は妄想が過ぎる。自分のことでさえも、理想と現実をごっちゃにして捉えている。もしかしたら、過去の記憶も、妄想の産物とごちゃまぜになっているのかもしらん。
そんな永遠の妄想少女の趣味は日記である。
普段は自己主張が不得手であるため、一方的にこちらから発信でき、相手が誰だかも分らない文面に、自己主張するという快感を学生の頃より覚えている。これは、そんな妄想少女(二十三歳)の嘘と本当の日記である。

ひとりぐらし -零、永遠の妄想乙女

ひとりぐらし -零、永遠の妄想乙女

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-21

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