上の者やってます。(第1章)

まだ、1章しか書いていないので
参考になるコメントお待ちしてます。

この世は上と下で成立している。
下は俗に楽園と呼ばれるモノ、
上はある男が経営する牢獄。

牢獄といっても
あのイメージでは無い。
経営者が縛りというモノが
大っ嫌いなので牢を全て取って
楽園と瓜二つの世界を創り出し
そこに法律を作り、監視をした。
それが、"上" 別名-裏楽園-。


現在、裏楽園は
ラガス家の第21代領主である
ルーク・ラガス・マヴァードが
治めている。昔から上の経営者は
特殊能力を持つ者、囚人達を
片手一つで支配出来る者に
定められている。
彼は、収容関連能力を
持っている為、先代達から
一番適任だと認められた。

ルークは今、西楽園の街
「アルデバイジャン」にいる。
ここ、西楽園では有名な窃盗団
「アルデバラン」の頭領であり
ローゼン家の次男でもある
アル・ローゼン・D・バランが
王族の覇石を強奪するという
重罪を起こした為
収容するよう下を治める
ルークの幼馴染であり
ローゼン家の第21代領主
オーデ・ローゼン・シュバルグに依頼されたのだ。

アルデバランの縄張りの1つ、
ライトミール発電所で
二人の男と対峙していた。
アルデバラン窃盗団
幹部の
スカー・オヌドゥ・ヴィッチェ、
副頭領の
ゴルデミーラ・ジョッカだ。
ルークは話し合いで
解決する為に交渉していた。
「お前達の頭領を探してるんだ。
頼むから大人しく居場所を
教えてもらえないか?
お前達と張り合ってる
暇は無いんだ。頼む!!」
最後の言葉に
頭にきたのか、スカーが
「バッカじゃねーの?
教えるわけねーじゃんよ!
何が"大人しく"だ!
死んでも吐かねーわ。
俺達と張り合う暇は
無いだって?
聞きずてならねーな!
アルデバランに喧嘩を
売ったことを後悔しやがれ!」

その瞬間スカーは
禍々しいオーラに包まれ、
呪文のような事を言い放った。

「身体変化術 "キマイラ"!!」

するとみるみるうちに
スカーの身体が大きくなり
牛、狼、蛇、鳥の
各一部が出てきた。
その混人はルーク目掛けて
勢いのある"強拳(ギガンチ)"
を繰り出した!!
混人の腕がルークに当たった瞬間ルークは壁に吹き飛ばされた。
「まだまだだ、こんなもんじゃ
終わらないぜ‼だってこの俺を
怒らせちまったんだからなぁ!

火炎吐息-フレアブレ…………」

その時だ。スカーの動きが
完全に止まった。ルークは憎悪の目をしながらこう言った。
「おい、誰が攻撃していい
って言ったんだ?あんまり
調子乗んじゃねぇよ!
今回はお前達と
話し合いで和解して釈放する
予定だったが、
もういいわ!
面倒くせぇから
"捕まえ"るとしよう……

収容関連能力 Part1 拘束・手足錠
ヴィーラ ヴェッチ
収容関連能力 Part4 武器消滅
アンサルーラ


「お、お前、ま、まさか
裏楽園の領……………」
「いつ、俺が喋る事を許した⁈」
「はぁーん。
テメェが裏楽園の領主かぁ、、
まあ、殺る事に変わりは無いっ

死術 プロメテウス!!!!

これで裏楽園のドンを討った
俺の伝説ができるぜ!
ありがとさん、
これで俺の時代の幕開けだ。」

-死術 プロメテウス-
ローゼン家初代領主が生み出した史上最悪の即死幻術で
ローゼン家の財産でもある
この術はローゼン家の血を使う為ローゼン家以外使用不可。
この術の内容は相手の心臓に
幻覚で槍を具現化して
即座に殺すというもの。
だか、これを唱えた
ゴルデミーラはローゼン家の血が
混ざっていない。ゴルデミーラは唱えたつもりだが見せかけで
終わってしまった。
「頭領にそれは
教えてもらったのか?」
「ああ、そうだ!!まさか血を
 使わないといけないとは
 思わなかったなぁ.........
まぁ、どっちみち頭領は俺に
 最高の技を教えてくれた......

これで簡単に覇石を取れた。
秘宝守長の頭領が一番
面倒臭かったけどなぁww
覇石は今、俺の身体の一部。
俺は王族に認められたんだ!」
ルークは耳を疑った。
確かに楽園の領主であり
幼馴染のオーデから、
弟のアルが取ったと聞いたのに。
'ちょっと、待てよ?
"秘宝守長の頭領が一番
面倒臭かったけどなぁww"?
こいつらはアルを
守ってたんじゃないのか?
とすると…………'
「……おい!
アルを何処にやった?
答えろぉ!ゴルデミーラぁ!」
「今頃、血を流して
アルデバラン本部に
いんだろうなぁ。
まさか、副頭領に殺されると
思わなかっただろうなぁwww」
「これ以上喋んな!!

収容関連能力 Part44 個別牢獄
ジャッジ

ガッシャャァァン!

ゴルデミーラの頭上から
凄く大きい牢屋が落ちてきた。

「な、なんじゃ、こりゃあ!!!!」

ゴルデミーラは驚いている間に
牢屋に閉じ込められた。

「アルデバラン窃盗団 副頭領
ゴルデミーラ・ジョッカ
王族の覇石強奪罪
殺人未遂
2個の重罪により
裏楽園に追放する」
「アルデバラン窃盗団 幹部
スカー・オヌドゥ・ヴィッチェ
身体変化
殺人未遂
1個の軽罪と1個の重罪により
裏楽園 19区 法理チャールに
更正移動する。」

副頭領のゴルデミーラは
覇石を強奪する際
秘宝守長のアルを殺そうとして
アルの血が手についた事により
死術を使える様になった
という事だった。

二人を上に送った後ルークは
アルを助ける為に楽園 25区の
ルルーシュという街にある
アルデバランの本部に向かった。

上の者やってます。(第1章)

上の者やってます。(第1章)

上の世界と下の世界の者達が 繰り広げる物語。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-19

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted