ポケモン不思議のダンジョン〜欠片集め〜
プロローグ
我はこの世界を作り出したポケモン。
名は言えぬ。
はるか昔
我ら、ポケモンの元にある人間が現れた。
その人間はひどかった。我らポケモンを散々にいじめたりもした。
我らはその人間と戦った。
そして見事勝利した。
そして我は永眠りについた・・・
そしてあれから数百年・・・
人間は消え去り、平和が訪れたが、ある日、
全てのバランスをとる、『欠片』が失われた。
しかし、我は地上にはおりれない。
寶、ある人間の力を借りる事にした。
ポケモン不思議のダンジョン〜欠片集め〜登場人物紹介
主人公 ツタージャ (♀)
パートナー ロッコ(ピカチュウ) (♂)
イーブイ (♀)
ギルドのポケモン達
親方 カビゴン (♂)
マクノシタ (♂)
エネコロロ (♀)
ニューラ (♂)
ポチエナ (♂)
プクリン (♂)
ミミロル (♀)
ジラーチ (♂)
悪役
スリープ(♂)
伝説のポケモンの方々
幻のポケモンの方々も
今の所はこれくらいです。
出会い
暑い。ただひたすら暑い。
今日も猛暑が続いた。
僕はロッコ。ピカチュウのロッコ。
僕はあんまりにも暑いから、海岸に行く事にした。
僕か海岸に手を伸ばした刹那ー
ドーン!と激しい砂煙が舞った。
ツタージャ
そのポケモンは、美しい緑の躯で、人間の世界で言う、『蛇』の姿をしていた。
これが僕とツタージャとの出会い。
これがどんな大冒険になるとは、誰も予想はして居なかった・・・
人間
ツタージャ視点
(ううっ・・・此処は・・・)
?「あっ!気がついた!良かったー!」
(君は・・・ポケモン!?喋ってる!)
?「何を吃驚しているの?君だってポケモンじゃないか。名前は知らないけど・・・」
(え?私がポケモン?)
私は海を見た。
(・・・嘘。私、本当にツタージャになってる!)
?「ボクはロッコ。ピカチュウのロッコ。宜しくね!・・・君の名前は?」
(え?私の名前は・・・浮かばないから、そのまま『ツタージャ』でいいよ。)
ロッコ「宜しくね!ツタージャ!」
(宜しく・・・)
ロッコ「それで、ツタージャは何処から来たの?」
(何処って・・・人間だったから・・・)
ロッコ「人間!?・・・まさか・・・」
(?どういう事?)
ロッコ「・・・いや。昔ね、人間が現れたらしいんだ。」
(人間が・・・?)
探険隊
ロッコ「ツタージャ、僕と一緒に探険隊やってくれないかな?」
(探険隊?)
ロッコ「うん!色々な場所を探険して、お宝を見つけたり、誰も発見した事の無い未知の大陸・・・そんなのに憧れているんだ!」
ロッコは目をキラキラさせながら私に云った。
(・・・)
ロッコ「駄目、かな?」
(ううん!宜しくね!ロッコ!)
ロッコ「本当!?やったあ〜!」
ロッコは嬉しそうに云った。余程嬉しいのだろう。
ロッコ「僕達は今日からチーム!そして仲間!」
(うん!頑張ろうね!)
私はにっこりとしながら云った。
この探険隊の結成が私達の運命を変えるとは、誰も予想はして居なかっただろう・・・
ギルド
ロッコに連れられて、私はギルドにやってきた。
(此処は?)
ロッコ「此処はギルド。探険隊を結成するポケモン達がいる場所なんだ。」
足元に網目状の穴がある。・・・これに乗るのだろうか。
「うん!そうだよ!」
(!?)
ロッコ「今何処からか声が・・・」
私もロッコも驚きを隠しきれない。
「あはは〜!御免ね!僕、心が読めるからさ〜・・・」
何だ、このチャラチャラしたポケモンは・・・
「チャラチャラしたポケモンとは失礼な!」
ポン!という音がして、ポケモンが現れた。
「僕はジラーチ!ギルドの見張り番さ!」
ジラーチと名乗るポケモンは偉そうに云った。
ジラーチ「君達は何しに来たんだい?」
(えっと、私達は・・・)
ロッコ「このギルドに入門しに来たんです!」
ジラーチ「あー、それなら親方様に頼むといいよ。親方様の部屋は右の突き当たり。じゃあね!」
そう云ってジラーチは消えた。
仕方なく私達は親方の部屋に行く事にした。
親方
ツタージャ達はギルドの親方の部屋に着いた。
ロッコ「失礼します・・・」
「ぐーぐー・・・」
(寝てる?)
ロッコ「みたいだね。」
「ん〜。ワシはカビゴン。ギルドの親方カビ〜。」
(寝たまま喋った!)
ロッコ「凄いね。ある意味」
カビゴン「君達は何しに来たんだい?」
ロッコ「探険隊になるために修行しに来たんです!」
カビゴン「なら、試験を受けるカビ〜」
(試験?)
試練?
(試練?)
ロッコ「試練は何をするんですか?」
カビゴン「簡単だよ〜。朝日の森にある『お宝』を探してくるだけだカビ〜」
(お宝ってどんなもの?)
カビゴン「それは自分達でさがすカビ〜」
カビゴンはもったいぶったようにいった。
ロッコ「よくわかんないけど・・・ツタージャ、行こう!」
(うん・・・)
そうして私達は朝日の森に向かう事にした。
朝日の森
(此処が朝日の森・・・)
ロッコ「この奥ににお宝があるんだね。頑張ろうね!」
ロッコがニッコリと笑った。
よほど楽しみなのだろう。
私は一瞬背筋に寒気を感じた。
(・・・なんか嫌な予感がする)
続く
番外編〜ポケモン不思議の救助隊出動!プロローグ
此処はトレジャータウンの一角。
そこに、チーム『ポケダンズ』の二匹がいた。
リーダーは
ポッチャマの『ウィズ』。♀のポッチャマだ。
正義感が強く、仲間思いだが、少々天然な面もあるポケモンだ。
パートナーは
ヒトカゲの『カゲロウ』。♂のヒトカゲだ。
少々臆病な面もあるが、ウィズを影で支えて居る。
この二匹が今日はお尋ね者の依頼をする事になった。
番外編〜ポケモン不思議のダンジョン 救助隊出動!第一話〜
ウィズ「今日はお尋ね者の依頼ね!頑張りましょう!カゲロウ!」
カゲロウ「うん。少し怖いけど・・・」
やっぱり・・・カゲロウは臆病だわ。
ウィズ「大丈夫だって!私達もうシルバーランクなのよ!」
私はなんとかカゲロウを慰める。
カゲロウ「・・・そうだね。頑張ろうね!ウィズ!」
良かった・・・やる気になって。
ウィズ「じゃあ早速行きましょう!」
カゲロウ「場所は鋼の渓谷だね。」
私達は鋼の渓谷に向かった。
鋼の渓谷
今回のお尋ね者はロズレイド。
自然を操る強敵らしい。
相性的には不利だが、カゲロウが居るから多分大丈夫であろう。
ウィズ「あ、居たわ!ロズレイド!」
カゲロウ「ロ・・・ロズレイド!お前をジバコイル保安官の所へ連れて行く!」
ロズレイド「あらまぁ・・・随分と弱そうな救助隊ね・・・私の相手が務まるかしら?」
ウィズ「・・・」
私達は戦闘体制に入った。
一目見てわかった。ロズレイドは強い。
ロズレイド「来ないなら・・・こっちからいかせて貰うわ!」
ロズレイドがマジカルリーフを放つ。
ウィズ「バブル光線!」
カゲロウ「火炎放射!」
私達はそれぞれ得意技で向かい撃つ。
ロズレイド「かかったわね・・・」
突如私達の躰に蔓が巻き付いた。
ウィズ「!?これは・・・宿木の種!?」
カゲロウ「火炎放・・・」
カゲロウは息を吸い込み、火炎放射を繰り出そうとした。
ロズレイド「そうはさせないわ」
ロズレイドは宿木の種をカゲロウの口元に植え付け、宿木の種が口を縛った。
カゲロウ「!?」
ウィズ「カゲロウ!っ・・・」
動くにも、宿木の種が体力を奪い、動けなかった。
ロズレイド「さて・・・ヒトカゲはいいわ。次は貴方ね・・・」
ロズレイドは私の顔をジロジロと見始めた。
失礼極まりないな。
ロズレイド「さて・・・貴方は・・・」
私の躰がさらに蔓で覆われて行く。
ロズレイド「躰が動かないでしょう?私の力の前には所詮この程度か」
そう言うと彼女は私の口を縛った。
ウィズ「!?」
カゲロウ「・・・」
カゲロウはひっかくで自分に絡みつく蔓を斬ろうとした。
ロズレイド「そうはさせないわ」
蔓がカゲロウの身体中に絡みつき、カゲロウを締め上げる。
カゲロウ「っ・・・」
ロズレイド「貴方も同じ目にあってもらうわ。」
蔓が私の躰を締め上げた。
ウィズ「くっ・・・」
ロズレイド「さて・・・こいつ等は放って置きましょうか。時期に体力を吸い切るか、骨を砕くかのどちらかだし。」
そう言うと彼女は私達を置いて奥へと向かった。
私達の躰を締め上げたまま。
続く
番外編ポケモン不思議のダンジョン〜救助隊出動!〜第二話
カゲロウ「・・・!(そうだ!)」
カゲロウは蔓にむけて火炎放射を放つ。
すると蔓が燃え始めた。
カゲロウ「ウィズ!」
同じ様にウィズの蔓も燃やす。
ウィズ「有難う。カゲロウ。さて、ロズレイドを探しに行きましょう!」
私達はロズレイドを探しに行く事にした。
仕事を成功させるために。
朝日の森
私達は朝日の森に辿り着いた。
(此処が朝日の森・・・)
ロッコ「うん!気を付けて行こうね。」
ロッコはにっこりと笑ったが、その表情は何処か意味深な表情だった。
森の中に関わらず、何故か炎天直下だった。
(暑い・・・)
ロッコ「何でだろ・・・」
私達はこの暑さに敵わなかった。
その刹那ー
(!?)
ロッコ「うぐっ・・・」
私達は後ろから何かで殴られて意識を失ってしまった。
欠片を護りし者
(うう・・・)
ロッコ「ん・・・此処は・・・」
私達は意識を取り戻した。
まず、周りを見渡す。
どうやら此処は、森の一番奥の様だ。
??「貴方達ですね。欠片を狙うのは」
ロッコ「欠片?よくわかんないけど・・・違うよ!」
??「・・・怪しいですね。」
(欠片・・・?)
??「とぼけたって無駄です。欠片を狙う以上、手加減はしません!」
彼女が私達に攻撃して来ようとした
刹那。
ロッコ「待って待って!君は!?」
ロッコは待ったをかけ、彼女の名前を聞く。
??「私はビリジオン。自然の欠片を護る者!!」
ポケモン不思議のダンジョン〜欠片集め〜