Neo Border [Version2.0] ■020■
Foresight
近未来、
現実国家では正すことのできない不合理さが
ネット上に仮想国家を生み出した。
今、世界にめぐっているメディアは
●“Neo Border Company”は”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”から地球を救った!
●“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”が生み出した、悪しき”Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”を倒すため現実国家郡は国を越えて協力し、各国の電子頭脳ブレーンを招集。「Neo Border Company」の緊急対策本部が中心となり“Savior・セィヴィアー(人工知能型セキュリティ)””をもって戦いに勝利したことは、人類史上偉大な歴史の一ページとなった。
●”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”は世界に大きな爪あとを残し、多くの尊い命も失われた。私たちはこのようなことが二度と起こらないことを願い、現実国家群の提唱するグローバルセキュリティシステム“国境システム「Neo Border Gateway」”を支持しよう!なによりこの事件により世界はひとつになれることが証明された。これでこのひとつになった世界が、ウイルスなどの無い安心、安全で、治安が守られる理想的なネットワークによって再び繁栄を取り戻さなければならない。
そして事象もある
● “国境システム「Neo Border Gateway」”には、グローバルセキュリティシステムの他に、エネルギー供給システム“Super Energy system“をも搭載し、7月に開発された新たなダウンサイジングとイノベーションにより、飛躍的なエネルギー高効率化に成功。エネルギー資源の枯渇化が刻一刻と迫る人類の、希望のエネルギー供給システムとなろうとしている。
●一年後に製作された 「A Month」 はノンフィクションであり、現実国家郡は正義のグループ、仮想国家郡は悪のグループという印象を全人類にしっかり植え付けた。
●なにかしらのグローバルセキュリティシステムは必要であり、 “国境システム「Neo Border Gateway」”が、理想的、現実的に全て備えている
まったくこの状況の中でだれが国境システム「Neo Border Gateway」への異論を唱えられるだろうか・・・
「Neo Border Company」はこの追い風に乗って、 「A Month」 公開半月後に「Shining Candy」7号機を打ち上げる。
これは他のそれらよりも、いろいろな面で、はるかに強力な機能を備えているという。
Neo Border [Version2.0] ■020■
この小説は将来映画製作用の原作のため、
時間経過と共にバージョンが変化していきます。
前”1.0”バージョンは書きながらアップしていたため、
ストーリー”010”で時代に追いつかれそうになり停止しましたが、
今回は最後まで書き上げてバージョンアップすることにしましたので、
とりあえず完結しています。
最後までついてきていただければ幸いです。