whirl pool ハグテオ⑦

*まえがき*


⑦を採掘してこねくりました!
ハグテオ好き過ぎて妄想がとまらない・・・!

自家発電((((・口・))))

だれか私にハグテオください・・・!(必死)

ハグテオ⑦-1

夜が明け、目が覚めたマカンをリムサの宿に送り届けた。
いい天気だし釣りでもしようかな~。
リムサの町を散歩していたら、テオが走ってきた。

「テオ♪具合よくなったの?」
ニコニコ笑いながら兄が嬉しそうにテオに近づいたが
テオの顔を見て、少し表情が曇る。

「まだ具合悪いの?寝てなきゃだめだよ!」

兄を探して歩き回って、兄が他の子と情事を終え、眠っているのを目撃し。
どうしようもないまま一夜を明かしてしまった。
その間、ずーっと兄に知られないように兄の後ろをついて歩いていた。
目の下には少しくまができていたが
そんなことより、テオは嫉妬で狂いそうになる自分を抑えるので必死だった。

その様子を見てハグは具合が悪いのだと勘違いしたようだった。

あわてて、テオを抱きしめ、ウルダハにテレポートする。



ウルダハに借りている二人の部屋に着き、ドアを閉めたとたん。

抑えていた感情をぶつけるようにテオはハグの胸に飛び込んできた。

「えっ!? ど、どうしたの!?具合でも悪い・・・?」

テオが貧血で倒れこんできたのかと見当違いの事を心配しながら
可愛い弟の顔を覗き込もうとする。
ぴったりと顔を胸に押し当てていて、表情が読み取れない。

テオは抱えきれない感情に泣きそうになっていた。

ハグはそっと背中に手をまわしてゆっくりなでる。
まるで小さい子供を落ち着かせるように。

弟に何かあるたび、
小さい頃から繰り返し繰り返しそうしてきた。

「少し落ち着いた・・・?」

お兄ちゃんは何もわかってない・・・!
顔をうずめて深呼吸する。

・・・!!お兄ちゃんの肌から違う人のにおいがする・・・!!
カッとなったテオは兄の服をひっぱり

「お風呂行きましょう!!!!」

「え?あ、うん。わかった。体調、大丈夫そうなら一緒に入ろうか。
 お兄ちゃん準備してくるね。 具合わるそうだからぬるめにしとくね!テオは座ってて~」

離れていこうとする兄の袖をとっさにつかむ。

「テオ?」

振り返ると真っ赤になってモジモジしているテオがいた。
自分の嫉妬深さと、とっさに兄が自分から離れていく怖さで袖をつかんでしまった事に恥じる。

「も~。テオは寂しがりやさんだな~」

可愛すぎるっ。満面の笑みでテオのつむじに口づけ、ぎゅっと抱きしめる。
それでも離れたくないテオは
兄の袖をつかみながらお風呂場までトコトコついていき、
兄が手際よくお風呂の準備をしている様子を、じーーーっと傍で座り込んでみていた。

ハグテオ⑦-2

兄が弟の服を一枚ずつ脱がしていく。
いつも外では警戒心が強くて誰とも深くかかわろうとしないテオが
唯一なにもかもを任せて甘えられる存在が兄だった。

お外ではあんなにしっかりしてるのに、まだまだ甘えん坊だな♪

色素の薄いプラチナ色の髪が体の弱いテオをより繊細に見せる。
片方だけ視力が弱い目も傷の多い肌も柔らかな尻尾も、
自分にだけキスを許した時、へたれる耳も全部全部ハグだけが独占する。
そこに歪んだ欲望が生まれたのはいつからだっただろうか。

お風呂で丁寧に優しく兄が弟の体を洗ってあげる。
テオの体についた傷はもうずっと昔のもので、傷自体は治っているのだけれど、
テオが傷ついたことは一生変わらない。消えない傷跡を慈しむように。
いつでも兄は弟の体を丁寧に扱った。


「お兄ちゃん・・・今度は僕が洗ってあげる・・・」
「いいよ~テオはお風呂ゆっくりつかってて」

ひょいっと軽々テオを抱き上げ、湯船にそっとつける。

「・・・洗いたいのにっ・・・」


いつもは兄に対して従順なのだか、珍しく小さな声で反抗した。
兄にまとわりつく、自分以外のもの全てを洗い流したい。

兄は弟の小さなつぶやきを特に気にすることもなく
弟に対して使っていた力加減とは全然違う、力強くて大雑把な動きで
ゴシゴシと自分の体を洗いだす。

自分に対する繊細な動作とは違う、力強い動きに見とれてしまう。

そんな何気ない動きにだって、自分の心は いともたやすく引き付けられる。


・・・・・いつだって兄から目が離せない。

ハグテオ⑦-3

何度か兄にちょっかいを出そうとして、風邪引くからダメだよっ!
と何度も軽く怒られながらお風呂から上がる。

テオが風邪を引かないように丁寧に体をふいてあげ
横抱きのまま、ベッドへと運ぶ。
テオの顔じゅうにキスをふらせながら、下半身を刺激しはじめる。
テオは兄の腕に少し強めに抱きしめられ、
幼い頃から何度も何度も兄によって感度をあげさせられている
視力の弱い右目への唇の刺激だけで期待ではちきれそうになっていた。

手馴れた様子でサイドテーブルから透明なねばつく液体を取り出し
ハグはテオをよつんばいにさせ、すぼまった入り口を指でていねいにほぐす。

「んっ・・・うああぁっ・・・お兄ちゃん・・・・っ」

相手が大好きな兄だというだけで、すんなり受け入れ声をもらしてしまう。
顔を赤くして、兄の指の動きに反応し、身をよじる。

テオの顔色がよさそうなのでいつもより少しだけ長くじらしながら
背すじにそって舌を這わす。体中のテオの傷跡に口付ける。
ビクビクと身をふるわせ、テオのシッポがハグの腕に軽く絡み付いてくる。

「ココ、攻めて欲しいの?」

弟のしっぽの付け根に、集中的に口を付け、なめまわす。
指は少しずつ入り口を広げながら。

「ふわあああぁっ・・・・んっ・・・んっ。ダメッ。ダメッ!!」

耐えるように目を閉じ、首を横に振る。
いつものテオからは想像もできない痴態をさらす。
上の可愛い唇も、下のはちきれそうな部分もよだれをだらだらと垂らしてひくつかせていた。

「お兄ちゃん、もうダメ・・・はやくぅ・・・」

顔を真っ赤にさせ耳をへたれせながら、ついにテオがおねだりをし始める。

最初はゆっくりと慎重に、だんだんと力を加減しながら、
ハグはテオに自身を沈めていく。

「テオ・・・テオ・・・痛くない?」

コクコクと必死にうなづく。
ひりつき、焦れる様な熱いかたまりがこみ上げてくる。

遠慮なく兄は腰を打ち付ける。
二人きりの二人の部屋に湿り気をおびたパンパンとたたきつける音が響く。

テオは両手で自分の体重を支えていたが、
兄から打ち付けられる力に耐え切れずに、兄がいつも使っている枕にしがみつく

たよりないテオの背中が自分の動きに合わせて揺れるのをハグは楽しそうに眺める

「あああああんんっ・・・もうっ!お兄ちゃんばっかりずるいぃ~~!」

ガクガクと体をゆらしながら、テオは声を絞り出す

「ずるい?どうして??テオ凄く気持ちよさそうだよ?」

少しスピードをゆるめながら、テオの前部分が萎えてないか、右手で軽くさする。
しっかりと誇張され、先からよだれのように透明な液体が出ていて、
指にぬるぬるとした感触を伝えてくる。

ぴくぴくとネコ耳を動かしながら

「そ、そうじゃなくって!」

顔をさらに赤くして、兄のほうに顔をよじった。

「お、お兄ちゃんばっかり僕の事みてて・・・はぁっ・・僕・・・っ、お兄ちゃんのこと見れてないっ・・・!」

ぴたり。と兄の動きが止まった。。。かっ!!!可愛すぎるっ!!

さらに動きを加速させたいのをぐっと我慢して、挿入したまま
ゆっくりそっと、テオを仰向けにむかせ、弟の手首をつかみ、
軽く口付け兄の首に手をまわさせる。

兄はいつも自分の事を気にかけてくれる。
なかなか言えないわがままも 口にしたらすぐにかなえてくれる。
いつも、いつでも やさしい。

大好きな兄の顔が見えてホッとしたのか、瞳をうるませながら

「お兄ちゃん・・・好き。大好き・・・・。」

満足そうに弟のほうから顔を近づけようとしてくる

兄は夢中になって弟の唇にむしゃぶりついた。
弟も必死でそれに答え、兄の首筋に肩に、強く吸い付き、
歯を立てては喘ぐ。
腰を動かすスピードは再び激しくなっていった。

理性などとっくに吹き飛んでいた。


「ああぁん。おにぃちゃ・・・んっ。

 ぎゅっ・・・って、して。ぎゅっって・・・」

熱に浮かされるようにテオがつぶやく。

兄は弟をきつく抱きよせ。テオの視力の弱い右目のまぶたにキスする。

小さい頃から、兄がする癖。

視力の弱い自分の右目をいたわり、可愛がってくれる。

やさしい とても やさしい 

熱に浮かされながら、兄の燃える様な赤の瞳と、安らぎを与えてくれる緑の瞳に見惚れる。
欲情している時の兄はとても必死で、いつもよりずっと力強くて
何よりも今、この瞬間、自分だけを求めてくれる。

何度もくりかえし右目のまぶたを舐められる。

感情的にも昂ぶってしまう右目への刺激で
びくびくと痙攣しながらテオは快楽の涙を流す。

流れ出た涙をなめ取りながら、さらに眼球をていねいになめる。
ぞくぞくと背中から這い上がるような快感に耐え切れず

「はぁっ・・・ああんっ。ああっ・・・
 お兄ちゃんっ。お兄ちゃんっ・・・もっ・・・やだぁああああぁぁ!!!」

「テオっ・・・・テオ・・・・ッ!!」

テオが背中を大きくそらし。ぎゅっときつく締め上げる。

弟はどくどくと密着した二人の腹に勢いよく射精する。
兄もほぼ同時に弟の中に自身の欲望をぶちまけた。

このまま溶けてぐちゃぐちゃに混ざって。一つになれたらいい・・・

テオは荒く息を弾ませ、快楽に身をゆだねながら、兄と完全に一つになる事だけを望んでいた。



兄がテオの腰の上にある傷跡を指でなぞる。

テオはコスタで、兄が新人の子との行為の後に、傷のない健康的な肌に指を滑らせて、
自分の腰の位置と同じところに傷がないことを確認していたことを思い出す・・・!

やっぱり、お兄ちゃんは傷のない綺麗な肌の方がいいんじゃ・・・

満たされた情事の後に、また強い、濁流のような 独占欲が渦巻いていく。


兄としては、まったくの無意識で、むしろテオの傷跡を愛しく思っているぐらいなのに。

僕がテオの事を守っていかないと。

という確認に近い行為なのに。

すこしだけ、すれ違う。


テオは熱い体を兄に抱きしめられながら、
こんな程度では、全然だめ。まだまだ足りない。

弟は明日からの計画を立てる。

お兄ちゃんを全部独り占めするための。ささやかな計画。
お兄ちゃんは僕だけのもの・・・!

ぎゅっときつく兄の手に指を絡ませ。唇を重ねた。

ハグテオ⑦-4

目が覚めると、いつも横に寝ているはずのテオがいない。

貧血で倒れているんじゃないだろうか。少し焦ってベッドから起き上がろうとすると

細かい金属がシャラシャラと すれる音がした。

ん?

左手を見ると、手かせがはめられ、ベッドの上の部分につながれている。

この間のヤツと、色がちがうな~。

のんきにハグは欠伸をして、背伸びをする。
伸びたしっぽをくるんとまるめて。

これがあるってことはテオは元気なんだな。
ほっと安心する。


ドアがそっとあいた。

部屋に入ってきたテオは、起きていた兄を見て、
嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。

「わぁ!お兄ちゃん それ、凄く似合ってる!!思った通り!!

 ウルダハの名のある彫金師に作らせたんですよ。」

いつもおとなしい弟がいつになく はしゃいで少し興奮気味に話す。


「金色にオレンジのバラの絵を彫刻してもらったんですよ。

 お兄ちゃんの髪とおそろいでしょう?」


ウットリと兄の手枷のはまった左手首に口付ける。

「待っててね!食事の準備をしてきます!
 お兄ちゃんの好きな新鮮なサーモンが手に入ったんですよ!!
 僕が食べさせてあげるねっ」


いそいそと調理場へ向かう。

いつもより上機嫌なテオをみてハグもにこにこと微笑んだ。

こんな時はテオが、自分のことを甘やかしたいって
思っている日なんだよな~っ

いつまでたってもお兄ちゃん子だなぁ。そんなとこも凄く可愛い。

テオがとても寂しがり屋で、自分だけを信頼していること。
時々、集中的に自分と二人だけの時間を取りたくなる性癖を持っていることを

なんとなく理解している。

今日もたっぷりテオを可愛がってあげよう♪
どんな事してあげようかな・・・ふふっと笑う。

ハグも上機嫌だった。

whirl pool ハグテオ⑦

*あとがき*


ハグテオ⑦をなんとか終わらせました。

・・・こんな調子で一週間以上続いていきます。

ヤンデレな可愛い弟はゆるゆると監禁し、ゆるゆると兄を許していきます。

最終的にはお兄ちゃんがそこにいればいい。
っていう、究極お兄ちゃん信者みたいになります。

途中テオたんが怪しいお道具出してきたり、縛りあったりしますが

それはまた今度・・・!!

LSのみなさんにはいつも、もったいないくらいの感想いただけて、
ステキなイラストたくさん描いてもらえて嬉しいです!!

ハグテオください!!←

最後まで読んでくださりありがとうございました!!_(._.)_

whirl pool ハグテオ⑦

  • 小説
  • 短編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2013-08-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. ハグテオ⑦-1
  2. ハグテオ⑦-2
  3. ハグテオ⑦-3
  4. ハグテオ⑦-4