受験って僕が?

幽霊っているのかな?

たまにこう思う時がある。TVの心霊特集なんかを見た時には、絶対にいる!と思うけれど、何気なく考えた時には大抵の場合、いるわけない!と結論づける。

ただ、僕自身も2回ほど心霊体験のような物に遭遇したことがある。大した事ではないが、しまったはずの財布が外に出ていたり、机の引き出しが荒らされていたりしていた。家族に聞いたが、心当たりは無いそうで、だから僕は、これは心霊現象だ、と信じる事にしたのである。

第三者から見れば、心霊現象かどうかも怪しい、くだらない体験談だと思うが、大切なのは信じるかどうかということだと思う。
僕の場合、心霊体験は、一種の面白い体験の一つに過ぎず、幽霊を信じるまでには至らなかったが、いない!と結論づけてしまうのは、大層つまらないものだ。



ここでは、幽霊がいる!という前提で、未来の新エネルギーのアイデアを紹介する。

まず、幽霊を労働者にしてしまおうという作戦だ。これは単純で、今までに亡くなった、勿論、全世界のホモサピエンスから今までの方々を総動員して、労働者にしてしまおう、というものである。幽霊ならば、給料も食糧もいらないのでエコだろう。多分、生きている現実の労働者は、全員クビになるので、幽霊には出来ない仕事を探さなければならない。もしくは逆に、幽霊の皆さんには、発電の仕事にだけ就いてもらう方がベストかもしれない。一生懸命手でタービン回していれば良いだろう。労働者作戦の問題は、幽霊をどのようにして連れてくるかというのと、もしかしたら幽霊が来たくない、と言い出す可能性があるということだ。どちらも、今のところ我々にはどうすることもできないので、幽霊との交渉次第になってしまう。


僕はここまで書いて、あることに気づいてしまった。それは、ここが現実の世界であるという保証は何処にもない、ということだ。例えば、僕たちが考えるいわゆる死後の世界が、この世界よりも一歩先の科学を有していたら。死んだ人間が、この世界の暮らしの続きをあの世で行うとしたら、科学はかなり進んでいて便利な暮らしをしているはずだ。

これでは、幽霊は来てくれるはずがない。残念。でもビデオに顔出したりしてる暇あるなら働いてくれ!

おわり!

受験って僕が?

受験って僕が?

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-07

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