けいのうた

-夏-

夏祭り 浴衣の君に 恋をする

囃子音の 響いて夏は 過ぎてゆく

そよ風が 揺らす心の 風鈴よ

そよ風に 心地も涼む 木陰かな

そよ風の 吹き抜けてゆく 夕涼み

夏氷 素足に落ちる 汗しずく

素足つけ この清流に 澄まされる



‐せみ‐

梅雨明けを 宣言抜け殻 蝉の聲

素足浸け 蝉の聲聞く 夏氷

生命(いのち)惜し からんとぞ鳴く つくほうし

蝉の聲 この自堕落を 戒める

せみはこの 一生懸ける 歌声に

けいのうた

けいのうた

俳句も「五・七・五の定型詩」ということでこちらに発表させていただきます。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-08-15

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