NEW SYSTEM (1)

ニコ☆です♪
初投稿作品・・・!!

長編のつもりなので、章ごとにくぎって載せていこうと思います!

題名については、意味:新制(新しいしきたり)
辞書で適当に調べて内容とあっているものをかっこよくして題にしました

どうぞ最後まで見てやってください!!

プロローグ

春の桜が舞い散るころ、
いつもどおり二人で学校から帰っていた。

「ねぇカンナ、」
カンナとは俺の名前だ。
「何?」
俺は彼女であるミチカのほうに向き直った。
「明日ってあいてる・・・かな?」
「何で?明後日約束してるのに?」
ミチカはポケットから折りたたんだ紙を取り出した。
「ミサキにね、サーカスのチケットもらったの!ちょうどペアチケットがあったからって」
「そうか、悪かったな」
「じゃあミサキと行っちゃうかんねッ」
最近ミチカは俺とばっかりいたからな。
たまには友達とあそんでくればいいだろう。
「おう!いってこいよ」



次の日、彼女らは失踪した・・・・・・・・。

1章

あれから一週間、俺はずっと自分の部屋にいた。
今日はミチカのことで警察が話しを聞きに来ると母が言っていた。
携帯で何度も彼女に電話をしたが1回も通じなかった。
「何処にいるんだよ・・・」
それだけしか言えなかった。

昼すぎに警察が来た
その人は金髪に前髪の両端だけ伸ばしたところだけを黒く残してあるという特徴的な髪型をしていた。
「女だからってサツがこんな髪してていいのかよ」
そうつぶやいたら母に腕を強くつかまれた。
「最悪」
そうしているうちに警察の女が話しはじめた。
「あなたとミチカさんとの関係は・・・恋人同士でいいですね?」
「・・・はい。」
改めて言うと結構照れるもんだ。
そのほかに彼女の性格とか普段一緒にいるときはどんなことをしているかとかドラマでみたきがするような質問をしてきた。
「では次は・・・っと」
警察の女がファイルの紙をめくりだす。
こんなこと聞いてなんになるのかよ・・・
「失踪日時のことなんですが一週間前の夕方、17時くらいと聞いていますが、
それ以降に連絡がとれたりとかしていませんか」
「してないです。サーカスに夢中だったんじゃないスかね。」
「サーカス!?」
女が眉間にしわを寄せた
知らなかったのか!?

それならサーカスに何かあるのか?
俺は必死にあの時見せてもらったチケットを思い出した。

サーカスの名前が出てこない・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「わかった!東町ホールだ!」
いてもたってもいられず、俺はケータイと財布だけを持って駅にいそいだ。

平日の昼間だったから駅はかなり空いていた。
そのおかげで電車で座ることができ、少し落ち着くことができた。
東町ホールは東町駅を出て右に5分くらい行ったところに、
あった     

はずだった

そこには屋根がブルドーザーで崩されている大きな建物、
東町ホールに違いなかった。
フェンスにはりがねでくくりつけてある看板には
『工事予定期間:4月10日?6月下旬』
と書いてあった
4月10日はミチカ達が失踪した翌日だった

間違いない
ミチカはあのサーカスに消されたんだ・・・!!
もうどうしようもなかった
どうしようもないのはわかっているけど
フェンスを大きくゆさぶるほかなかった

「ねぇ」

「カンナ・・さん?」
後ろを振り向くと小学3年生くらいの少女が立っていた。

「茶髪で前髪を水色のピンで上げてる男子高校生  だよね!!」
そいつに小さなメモと俺を見比べられた。
「よーし!」
なんか気合を入れられた
「私はイズミ!きっとあなたの力になれるよ」
そう言ったイズミと名乗る少女は見た目は普通の小学生のファッションセンスと後ろで適当に結んだ髪でどう見ても力になれそうな見た目ではなかった。

「~~来て!」
彼女に手を引かれまた駅のほうに戻った

つれてこられたのは、駅の非常階段だった。
「ここならいいかな」
イズミは一息ついて階段に腰をおろした
「今から言うことは絶対内緒だよ?」
「ん?ああ。」
・ ・・・・・・
一瞬間が空いた。
イズミが大きく息を吸った

「さて、ここからが本題」
急に大人びたしゃべりに変わった
「何が?」
「え?知りたくないの?また来週あるのよ」

『例の、 サーカス』
また空気がとまる

「一緒に行くでしょ?♪」
空気が動き出すころには最初会ったときのイズミに戻っていた

「私たち、こういうことを調べてるの!」

「もちろんあんたに決定権は・・・なぁ~い」
違う女の声がした。
たしか、この声は・・・
警察の女の声だ。

そう確信する前に俺の頭に刺激が伝わった
それと同時に意識が

途絶えた

NEW SYSTEM (1)

読んで下さりありがとうございました!!

まだ今書いてるところまでではわからないと思いますが、
ジャンルは現代ファンタジーのつもりで書いています

感想をぜひお願いします!
アドバイスとかもあったらよろしくおねがいします☆

NEW SYSTEM (1)

桜が舞い散る頃・・・。 俺(カンナ)の彼女(ミチカ)と友達がいきなり失踪した。 どうやらそれにはひとつの見世物小屋(サーカス)が関係しているらしくて・・・?

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-08-11

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND