セイントターミナル(第一回)―天使とのホームシェアはいいことばっかりじゃない―

セイントターミナル(第一回)―天使とのホームシェアはいいことばっかりじゃない―

初投稿です。この内容、全然作品のコンセプトにたどり着けないですねwま、ちょっと、忍耐が必要ですねw
ちょっと過激な表現になることが多々あると思います。気になりましたら感想の方、どんどん送ってくださいね。

天の声(←いや独りごと)

(『セイントターミナル』――それは、聖なるものの終着駅。御分かりいただけただろうか。そして、その存在を知るものは居ない。少なくとも現世にいる間は。というより、現世にいる間は、その存在を直に感じることはないのだ。間接的にも勿論ない。なぜなら、それは『この世』にあるものではなく、『あの世』―いうなれば死後の世界である―に存在している。だから、この世にいる間、即ち生きている間は前述したとおり、その存在を知り得ない。)
 ……こんな話を聞かされた。四日くらい前に。いや、常識のある人、さらには良識のある人はそれらが思考の邪魔をして、理解に苦しむであろう。うん、それでいいんだと思うよ。本当に。いや、何故って、お前誰って、そんなにいっぺんに質問しないでおくれ。僕はテストによく出てくる冠位十二階の云々のくだりでお馴染みの某お偉いさんとは違うんだ。だから一つずつ…え?質問なんかねぇよとっとと消え失せろ?ああ、そんなあなたならさっきの話理解できると思います。良識のかけらもないような人だと思うので。違う?…嘘つき。じゃあね、早速自己紹介しよっかな―。
「マメブタ!つづき!」
「うわっ、続きも何も、突然なんですか。」
「分からないの?信じられない!あの夜のこと…覚えてないの?」
「ちょっと!読者が誤解するようなこと言わないでください!」
「はぁ?」
「あ、いや、失礼しました…。」
「何?謝ってるつもりなの?それで?」
 何かすんごい剣幕を発しながらジトッとした目で睨んでくる。
「ええと…何かお気に召さないことでも?」
「全部よ全部!あんたのそのむかつく態度も!顔も!甲斐性なし!バカ!最低!」
 ひどい言われようである。
「なによ突然黙り込んで。何?傷ついちゃいましたか?このタコ!」
「そこまで言わなくてもいいじゃないですか。気に入らないことがあったら言ってくださいよ。そんなんじゃわかりません。」
「口答えしてんじゃないわよ!」
「すみません。ええと…じゃあ一体何だって言うんですか。」
「あのね、あれ、途中だったのよ。」
「あれといいますと?」
「もちろんあれよ。あんたさっき一人でブツブツ言ってたじゃない。セイントターミナルのこと。」
 …恥ずかしい。読者がわかりやすいように一番最初に読むところに解説しておいた、いわば天の声のつもりだったのにもかかわらず、まさか独り言をダダ漏らしにしていただけだったとは…。
「だーかーら、急に黙んなっつの。」
 頬をつかんでグイグイ引っ張ってくる。
「い、いひゃい、いひゃいれすってはー。」
「生暖かい息かけるんじゃないわよ!」
 急に手を離し、床に僕を叩きつける。…今の不可抗力だよね?
「いやらしい目でこっち見て、ほんと最低ね!」
「そんなことないですよ!いや、たしかに美冬さんは綺麗な方だとは思いますけど、やましい気持ちは一切ありません!断じて!」
「あっそ。別にそんなこと聞いてないし。」
「えと…じゃあごめんなさい?」
「なんで疑問付がついて来ちゃってんのよ。あんたアタシをなんだと思ってんの?アタシはね―。」
「は、はい!存じております!天使なんですよね!しかも超強い!」
「わかってんじゃないの。」
 ニタァ…と笑う美冬さん。すんごい怖い。
「じゃあさ、あんたはなんなの?」
「僕は下僕です!」
「そうよ。わかってるじゃない。下僕君。そんな可愛い下僕君にお話してあげる。」
 …よかった。機嫌がなおったみたい。笑いっぱなしだもん。怖い。
「なによ。人の顔ジロジロのぞき込んで。」
「すみません。」
「まぁいいわ。じゃさ、もうちゃっちゃと話済ませちゃうから。猿でもわかる話なんだからね。」
 …猿よりバカですみません。もうファーストタッチでコケてます。
「前回の復習はしないから。じゃいくよー☆」
 わけわかんないですマジで。僕にはその☆が手裏剣に見えます。

天の声(←いや、やっぱり独り言)

話が済んだから一通り反芻してみる。ええと…まずはセイントターミナルのことなんだけど…。あれ?なんか忘れてる気が…あっ!自己紹介してないや。じゃ自己紹介するね。はいそこいらないとか言わなーい。キモイ?ごめん。えと、僕は『大豆生田弥治郎兵衛』―読みは『まめぶたやじろべえ』―変?僕に言わないで。お爺ちゃんに言ってよ。もういないけど。つか、長いよね。それは認める。大半の人はフルで4文字だけど僕の場合は苗字だけで4文字だからね。しかもフルで書くと9文字だよ。長い長い。とまぁ珍妙な名前をしてます。んで、お爺ちゃんは『弥次郎兵衛』って名前には文武とも均整のとれて、真面目な人間になるようにって考えてくれたみたいなんだけど…はい。なりました。均整のとれた立派な駄目人間になりました。どこをとっても駄目。駄目駄目駄目のオンパレード。抜け目ない駄目人間。運動神経皆無。勉強…連立方程式って何?グラフ?意味不明。足し算と引き算それとひらがなで生きてます。ルックスは壊滅。低身長。160cmない。トークスキルはない。趣味なんてない。日々を惰眠と共に過ごしている。こんな感じでだいたい伝わるよね?ふぅ、長かった。
「マメブタァー。」
「はい…なんでしょう…?」
「アタシ眠いの。」
「はぁ…。」
「だから静かにして頂戴。」
「いや、どうしてここで寝るんですか。」
「あんたがどっかいけばいいんでしょー。」
「そんなのあんまりです!」
「知らないわよ下僕の寝床なんか。あんた明日学校あるんでしょー。」
「ああもう!理不尽だっ!」
「静かにしてちょうだいってば。」
 ゴキッ!
「痛ぁー!」
「うっさい!」
 ズドン!
「…クッ。」
「やっと静かになったわね。まったく、独り言ばっかりブツブツブツブツ言っててうるさかったのよねー。」
 ああ…またやってたのか、天の声(←いや独り言)。恥ずかしいというか…。死にそうだ。目の前の天使さんのせいで…。
「寝てる…これどかしたら死なされるな…。」
 ―もう、天使のような(←あ、天使か)寝顔でお休みになられていました。

セイントターミナル(第一回)―天使とのホームシェアはいいことばっかりじゃない―

初投稿。はっきり言って、全然ヒキがなってませんねwまだ、これ全然作品のコンセプト的なものにたどり着かないんですよw勘弁してください。だって、主人公、これじゃあただのMですからねw
読んでいただいても全くわからないと思いますが、これ、実はもっとバカバカしい話なんです。みててください、もっとバカバカしくしてみせますから!という訳で第一回目は終了です。読みづらくってすみません。次はもっと読みづらくなります。申し訳ない。

追記:
高校生の一人暮らしってどういうものなんでしょうか。僕の学校には寮があるのですが、一人暮らしとは少し違う気がします。でも、寮生活をしている友人が言うには、用意してもらえるのは食事くらいだそうな。家事は自分で、洗濯とかしてるそうです。驚いたのは、僕の学校の女子寮では、寮生活者に毎朝ランニングを課しているそうで、けっこう長いコースだそうです。男でよかった…いや失礼、やはり…どうなんでしょうねw個人的な意見ありましたらご感想にでも添えてください。

さいごに:
皆様からのより多くのご意見・ご感想をお待ちしております。なにかといたらない点ばかりでごさいますが、最後まで御付き合い頂き、光栄至極に存じておりますので、もうひとつ、お手間をいただき、わがままにお付き合いください。

セイントターミナル(第一回)―天使とのホームシェアはいいことばっかりじゃない―

セイントターミナル第一回。 超カワイイツンツン天使とMっ気たっぷりの自称駄目男ががひとつ屋根の下で…。 過激な表現がしてあるところがあると思います。ご了承ください。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-08-11

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  1. 天の声(←いや独りごと)
  2. 天の声(←いや、やっぱり独り言)