雑草を雑だと決めつけたのは誰だ

雑草を雑だと決めつけたのは誰だ
降りしきる雨を眺めながら
緑色の絨毯に 僕は同情する


雑踏に踏まれて潰れているのは僕だ
踏みしだく足を眺めながら
鉛色の銃弾に 僕は懊悩する


葛藤で首から血を流すのは誰だ
吹きすさぶ風を眺めながら
紛い物の十全に 僕は妄想する

雑草を雑だと決めつけたのは誰だ

雑草を雑だと決めつけたのは誰だ

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-07-28

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