~魔法少女達、空を駆ける~
~第二話~ 運命の一言 札幌編
朝。私ははやてに会っていた。
「はやて、、昨日は有り難う。」と私は静かにそっと手を繋ごうとした。
はやて「。。ううん。平気。僕は明日、東京に帰るよ。」
こまち「もう帰るんですか。。」
私が実際にはやてと出会って約1日。たった一日で仲良く成れた。
今日は、はやてと札幌デートで御互いを理解しようと前日に話していた。
と、言う訳で駅で待ち合わせた。
再び人気の観光地を練り歩いた。もう会えない事を心に留めて。
札幌市内の喫茶店に入った時の事。
゛チャラララ~♪゛とはやての携帯が鳴り響いた。
はやてが電話に出た。
「はい 、はやてです。」と電話の主は、、
?「はやてさん、大変です!」
はやて「その声はつばさだね。久し振り。」
つばさ「敵に、隙を付かれて大事なプログラミングのデータを奪われてしまいました!」
はやて「何だってぇ~!?」
つばさ「御免なさい、、はやてさん」
はやて「あのデータはソウルデータ。この話の続きは東京でさせてくれ。今、札幌にいるからな」
つばさ「僕は山形にいます!」と電話が切れてしまった。
はやて「はぁ、、これで僕が東京に帰ったら遣らなきゃ成らない事がまた増えた。。」と溜め息を小さく付いた。
こまち「(はやて。。)」と横目で見ていた。
はやて「あ、あ、御免、こまち。」とはやては横目に気付いた。
そして、お昼。
はやては対に言いたかった事を言う。
「なぁ、こまち、、」
こまち「何?はやて?」
はやて「。。。。こまち、東京って興味有るか?」
その言葉に返事を一瞬失ったがこまちは、、
「興味有るよ。確かに東京には行きたい。どんな所か知りたい」と言った。
はやて「そうか。。なぁ、明日、僕と東京に付いて来るか?なぁんちゃって」
こまち「(東京に行く、、!!)」
その時、、こまちの頭の中には゛東京゛と言う文字が付きまとう様に成った。
はやてと別れたその日の夜、、母さんには相談出来ずにぼーっと部屋でFFFFFを見ていた。
何時もなら好きな選手を見て、面白がるのだがどうもそうもいかない。
こまち「(東京かぁ、、札幌のすすき野より凄いんだろうな。。仙台はテレビでたまに見るけど凄いよな~。)」と東京に関心していた。
そして、次の日。
はやては新千歳空港にいた。
12時のボーイングの羽田空港行を予約した。
そこからは京急線で品川へ出て、帰る予定だった。
こまち「はやて!そうだ、帰りは飛行機って、、近場の空港と言うと、、新千歳空港!!」と思い付いた。
こまちは急いで札幌の駅へと走った。
そして、エアポートに乗り、新千歳へ。
札幌市内から空港へは20分位で近い。
はやてが出発時間まで30分。。
こまち「はやて!はやては何処!?」と言った。
その時だった。
こまち「はや、、て!!」
はやて「その声は、こまちさん!」何故追い掛けて来たんだ!?と言う顔をしていた。
こまち「はやて、私、何時か、、私も行くよ。。東京に!」
はやて「ありがとう。。待ってるからな。東京は悪い怪物がうろうろしてるから気を付けろよ。来るなら」と行ってしまった。
こまち「また来てね!また会おう!」と私は見送った。
見送られた時のはやての顔を思い出すと凄い切ない。
一時間後、はやては東京に着き、ゆっくり目的地へと帰った。
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