えっ?僕ですか?

えっ?僕ですか?

んー世の中には図らずも起きてしまうアクシデントがあるものだ。
俗世間の人々は不可抗力というのか。
なんて重苦しい前置きはヤメダ!
だが、こんな出来事がおきればしょうがないだろう…

暑い!
ただひたすらに暑い!
今は夏だ。それも真昼間。
「遺(ユイ)ちゃーん。そろそろ時間よー?(祖母)」
「わかってるー!(私)」
私の名前は遺、奥寺遺。
女であるのはわかってもらえるとありがたい。
「全く…どうして目覚ましがならないのよぉ…それにおばあちゃんも…」
昔…と、言ってもつい一年前のことであるが私は都会に住んでいた。
そこでは優雅に華麗に中学時代を謳歌したものね。
が、複雑な家庭事情で…
私の両親に浮気癖があるのだ。
まあ、そのせいで今は祖母のド田舎で高校に通ってる。
そのド田舎はホントに苦労するのだ。
高校まで通う方法は二つある。
一つはバスで通学
といっても最寄りのバス停までは19キロもあるのだ。
もう一つは自転車である。
普通に考えればこっちは使わないだろう。
だが、今日は寝坊したので必然的に後者なのだ。
こうして、わずか15才の少女の通学(地獄)が始まった。

「フゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」
まあ、行きは下るから楽なんだよね。
現在、家を出て21キロ、学校まで39キロ地点にいる
えっ?なぜそんなことがわかるかって?
そんなの天才の私にかk…
それより、多重カーブ地点なのだが…地面が濡れている。
先日の雨が乾いていないのだ。
「あっ!」
ぬかるんだ土のせいでカーブ途中ですべり…自転車から放り出され私の意識が暗転した。

                                                          続く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えっ?僕ですか?

えっ?僕ですか?

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • アクション
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-07-25

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