ぼくの考えたさいきょうの読書感想文の書き方
夏休み特別企画! 読書感想文の書き方講座
夏休みの読書感想文、それは多くの小中学生を悩ませる夏休みの課題のひとつであろう。
本を読んで感想を書くだけならいいのだが、一定量以上書かないといけなかったりと、普段文章を書くことに慣れていないと
構成や内容などなかなか頭を悩ませることであろう。
いかにして読書感想文の文字数を稼ぐかを記したので参考にされたい。
まず、読書感想文において多くの学生が陥っているのは、読書感想文を本の内容のみで構成しなければならないと思い込んでいることである。
あくまでも学習課題であるので、大事なのは本の内容もさることながら、本と自分自身とのかかわりであると考える。
実のところ上記の私の言いたいことのほとんどを伝えてしまったのだが、もう少し具体的な構成を説明したい。
タイトルを先に書くか後に書くかはそれぞれの判断に任せるとし、まず書き始めるのは本との出会いである。
本との出会いでは、なぜその本を選んだのか、表紙やタイトルを見たときどのような内容かと思ったかなどを書くのである。
これは本の感想と違い実際に思ったこと、すでに起こったことなので書きやすいだろう。
これを書くことで自然に感想文へ移行することが可能な上に、文字数も稼ぐことができる。
次に大まかな本の説明をするのである。ここはあらすじを説明するだけでもいいが、著者の説明をしてもいいし、世間的にどのような評価を受けているのかなど、豆知識的なことを書いてもいいだろう。自分の考えでなく事実を書くので幾分か書きやすく、感想文を読み手に伝えるために必要な箇所である。
ここまで書いたところで頭の文章を書くところが温まってきて、文章が書きたくて仕方なくなっているところであろう。
この情熱が覚めやらぬうちに残りを一気に書いてしまおう。
次に書くのはいよいよ本丸、感想文である。感想文といっても全体の感想を長々と書いても締りがない。
もっとも印象に残った箇所・もっとも好きな箇所の感想を書くのがいいだろう。
ここで書くのは、その箇所の大まかな説明・好きな箇所の抜粋、好きな理由の3つである。
好きな箇所を説明するには抜粋するのが手っ取り早い。だが、抜粋前に抜粋箇所がどういう状況なのか簡単に説明することで、
読み手にわかりやすくするのである。そして好きな理由を書くことで共感を呼ぶのである。
最後は本を読んで学んだことである。学んだことといっても、思ったこと、感じたことでも差し支えない。
文章力を一番試されるところであるが、学んだことを書く、その理由を書く、という手順を二つ三つ繰り返していればあっというまに規定以上の文章量になっていることであろう。
以上をまとめると下記のようになる。
1.本との出会い…ドキュメンタリー
2.大まかな本の内容紹介…事実の説明文
3.好きな箇所…感想文
4.本を読んで学んだこと…感想の説明文
このように読書感想文という大きなくくりのものを書こうと考えるのではなく、
さまざまな種類の文章をつなげていくと考えると、面倒くさい読書感想文も、楽に書きあがるのではないだろうか。
ぼくの考えたさいきょうの読書感想文の書き方
(よく考えたら、ここにある作品を読むような文学少年少女は、読書感想文をさほど苦に思っていないのではないか!?)