Neo Border [Version2.0] ■003■
Foresight
近未来、
現実国家では正すことのできない不合理さが
ネット上に仮想国家を生み出した。
やがて“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”はバージョンアップを重ねるごとに人気が上がり、
Version3.0 がメディアに紹介されてからはMassive Hitに。
Version4.0 での仮想国家群ができるころにはその参加者数と力は現実国家も一目をおくようになり、
Version5.0では経済や金融の提携などで現実国家群の法律などにも影響を与えるほどの一大勢力となった。
ベータ版として“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”が構築されてからわずか2年弱で、世界を席巻するコミュニティになる。
このころMarkはWilliam、Johnと共に“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の基盤を固めることに専念していた。
非公式で“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の構築に協力してくれたメンバー、団体などと共に、
昨年“MSSS(Medical Support Security System)”という体や心の管理をモバイルが行うアプリなどを開発し、
世界のトップ10企業に名を連ねる“ASG”という、
グローバルセキュリティ企業の関連企業の非公式でのサポートなどもあって、
Markが大学を卒業するころには
<AI Freyaフレイヤ>(民間コミュニティで初めて管理を任された人工知能)をコアに、頑丈なセキュリティを敷いた防壁を“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の周りに築くことができた。
「結構大きくなってたな、防壁を作るのも一苦労だ」
「でももう少し礎を固めるのが遅かったら、この巨木の根までは守りきれなかった」
「潮は満ちていたわけか」
「とにかくこれで安心だ」
そんな6月の終わりに突然、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の緊急最高理事会議をIndependence Dayに行うことが決定された
Neo Border [Version2.0] ■003■
この小説は将来映画製作用の原作のため、
時間経過と共にバージョンが変化していきます。
前”1.0”バージョンは書きながらアップしていたため、
ストーリー”010”で時代に追いつかれそうになり停止しましたが、
今回は最後まで書き上げてバージョンアップすることにしましたので、
とりあえず完結しています。
最後までついてきていただければ幸いです。