1000年後の美術の授業

先生:はいはい、みんな静かにね。楽しい美術の歴史の勉強をしましょうね。
生徒:はい。先生。(めっちゃ先生の言う事ちゃんと聞く生徒達という設定)
先生:じゃあ、今日は現代の時代(31世紀)の私たちの芸術のありかたと芸術うんこ時代とも言われる21世紀の美術界と比べてみましょうね。
生徒:はい。先生。
先生:21世紀にはいろんな事情があって、大きく分けて芸術はハイ・アートとローブローアートに分かれていたの。
ハイ・アートは簡単にいうと、戦争で勝ったお金持ちの奴らが勝手に作って資本主義の理想の形にうまく当てはまりそうに作ったうんこアート。ローブローアートはそれ以外の世界各国の人々がそれぞれ違う文明、思想、宗教観、個性等によって作られた芸術ともいえるのかな。
まあ、そんな感じなの。
生徒:はい。先生。
先生:その時代には今の私たちの時代と違って自分の芸術を他人に伝達する為の手段や媒体物の種類はものすごく少なかったの。今の私たちの時代には「多情報脳みそ吸い込み機」や「時間圧縮装置」があって世界中の莫大な情報量を一瞬にして意識の中にインプットする事ができるでしょ?それが無かった時代があったのよ。
生徒:信じられない。
先生:、、、。
生徒:、、?、、先生?
先生:、、、、、。先生何がいいたいのか忘れちゃった、、、。
生徒:え?!
先生:まあ、とにかく今の時代は昔と違って様々な時代、場所の人間一人一人の思想や芸術がみんなに簡単に理解できてもらうような時代になったという事よ。それを通して私達はこれからの人類の未来とか考えて行くでしょ?すごくいい時代だわね、ちゃんちゃん♫。って話。
生徒:、、、。ハイ・アートとローブローアートの話はいらなくなかったですか?
先生:、、、。まあ、、。その当時にはそういう下らない境目の考え方もあったりしてお金にならなきゃだめとかその時代の人々に理解されなきゃだめっていう芸術表現においての精神的な縛りみたいなものがあったという話よ。
生徒:あ、そうゆう話か。へー。くだらないですね。
先生:そう。くだらない話でしょ?ふふ、下らない話よ。

1000年後の美術の授業

1000年後の美術の授業

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-07-17

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