愛の頭痛
電車の中が始めてだった。彼女を知ったのはそこからだった。
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たららん
「愛の頭痛」(どーん)
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ある晴れた日の午後、僕は電車に乗っていた。ごとんごとんごとんごとん。
うんーん。いい感じに聞こえてくる心拍数。電車のごとんごとんとはまた違うリズム。
その調和がおもろかったり、飽きたり、ラップみたいに聞こえたり。ううーんん。
そのときだった。なんじゃこりゃ!!絶世の美女が目の前にいるではないか。ひゃあ~
0.1秒後には僕の脳みその中で彼女と僕が結婚して最高の子供が生まれる妄想が泳いでいた。
これは運命だ。僕のちんぽを彼女のキャーの部分に突っ込むのは宿命なのだ。ぎゃ。
しかし、問題なのは彼女は僕の方に関心がなさそうと言う事だった。どうすればいい。
その時。「ぎゃー」と彼女が言った。なんと彼女の体をちかんがぼりぼり触っていたのだ。
「死んじまえパンチ!」といいながら僕はちかんのちんぽを噛んだ。「痛い。位置がやばい。」
といいながらちかんは次の駅で降りた。
「ありがとうございます。」と彼女は言った。
そして、彼女はなんととんでも無い事を言い始めた。
「実は私、借金しているんです。2000万円。なんとかしてあなたが返してくれませんか?もちろんただとは言いません。この通りです!」と言いながら彼女は僕にハイチュウ1つをくれた。
すごいうれしかったけど、これはちょっとひどすぎるという考えもめちゃくちゃした。
「でも、僕はただの無力な男ですよ。はたして僕があなたを助ける事ができるでしょうか。」
「うーーん。できると思いますよ。」
と彼女は窓の外の景色を見ながらてきとうに言った。
ああ、頭痛がする。愛の頭痛だ。
とりあえず僕は彼女を救う事にした。原宿22で降りて駅からすぐ近くのマックで昼飯を食べた。
僕はコーラを飲んで、彼女は、、忘れた。なに飲んでたっけ。
昼食後、カラオケに行った。そこの店長に借金しているらしい。店長に会って僕はすぐ土下座をした。
「この通りです!僕に何をさせてもいいので彼女の借金を全部チャラにしてください!」
店長は靴を履いたり、脱いだりしながら、考えていた。そして、答えた。
「歌を歌え。」
よし、来た!僕は昔バンドでボーカルをしていた経験があったのだ。歌なら自信ある。
「ただし!」
「?」
「おもしろおかしく歌え!」
なんだと?!おもしろおかしくだと?!俺は面白おかしく歌を歌うという概念そのものを持っていなかった。チキショウ!どうする?
「早く歌えよ!げす!」と何故か彼女が僕に蹴りを食らわせながら言った。なんだこの女?!
でも、かわいいから許す。女はかわいければ何をしてもよい。逆にブスも何をしてもよい。(ブスは何をしても男には空気のように何も見えない物みたいな物である。)
「わかりました。歌います。」僕は言った。そして、僕は歌った。心をこめて。
「ひゃー、ほうおほじょ~!ひうえ。ひおほほほ。じょじょのほん!玉のぢう。ぢすい!!」
店長は涙を流していた。そして、こうつぶやいていた。「もう、、家に帰りたい、、。」
そして、家に帰った。
やった!倒したのだ。俺は店長を見事な歌声で倒したのだ!やった!彼女を救ったぞ!
彼女を振り向くと、彼女も泣いていた。
「なんて事をするの、、。あなたは私を救ってしまったのね。愛の力ね。」
僕は思わず彼女を抱きしめた。うん。とてもいいにおいがする。
彼女は僕に聞いた。
「どうして私を助けてくれたの?私はあなたに冷たくしてばかりだったのに、、。」
それは簡単な事だ。好きだからだ。好きな感情は誰も止められない。好きになったら世界は変わる。
好きな感情は全てを止める。好きになった人はその人にとっての呼吸、命になる。だから僕はあなたを救ったのだ。
彼女は感動していた。うおおうおうおうおううおうおうおうおおうおうおうおうおうおうお!
そして泣いて、泣いて、泣きまくった。ううううう。
でも、3日後には僕らの間はすぐ冷めてしまった。なぜなら美人は1回セックスするとどんどん飽きていくだけだからだ。で、分かれた。というか僕がふった。
愛の頭痛