大冒険
ある日、うんこ君は女の体のしなやかさ、曲線の滑らかさに魅了されてその体の上を冒険したくなった。
話によるとそこには恐ろしい2頭のおっぱい怪獣と黒い悪夢におわれたお○んこボーイが住んでいるらしくとても危険な場所だという。しかし、うんこ君は誰よりも勇敢であった。どんな敵でも逃げさせることのできる強烈なにおいを武器にこれまでも幾千の闘いを勝ち抜いてきたのだった。
そしてうんこ君は旅立った。旅に出る直前の家を出る前にうんこ君はお母さんと別れの挨拶を交わそうとした。しかし、おかあさんは忙しかった。うんこ中だった。うんこ君は悲しみを飲み込んでお母さんにも挨拶をせずそのまま家を飛び出した。
渋谷のギャルはいい体をしているらしい。前、友達に聞いた話である。そいつはかなりのヤリマン男で生きている間に1000人と寝るのが夢だった。今のところ300人は達成したらしい。本当にすごいと思う。ちなみにそのレベルまでいくともう女の体を見ても興奮しないらしくてあそこを立たせるのにも30分はかかると言っていた。でも1000人切りの夢はなんとしても叶えたいらしくて苦しくても彼は日々ナンパをし、一人一人を食い散らかしていった。そんな中でもやはり渋谷ギャルの体はましな方らしくてわりとすぐあそこが立ちやすいと言っていた。「な、小次郎。」といいながら彼は自分のあそこ(小次郎)にも聞いて頷かせていた。
よし、まずはナンパだ。うんこ君はナンパを成功させるためにどうすればいいのか考えた。服だな。男はファッション。
特に渋谷ギャルはファッションを見る。うんこ君は金は持っている方だった。ホテルの従業員をしながら稼いで貯めたお金は2000万円程だった。ブランド品ばかりを買って着てみるとそれなりの見栄えがした。
夜6時。渋谷をうろちょろする。思ったよりギャルはいなかった。ギャルってこんなにいないんだっけ。普通の女の子ばっかだ。たまに道ばたで「うげーっ」とか言っているギャルも見たがあれはうんこ君の中ではギャルとしては認めることのできない存在だった。あれはただの汚い女の子だ。もっとどきゅんとくるようなギャルの体が見たい。
1時間程うろついた結果、ようやくスタバの中でそれらしきギャルを発見した。100点満点中80点ぐらい。顔がなあ、ちょっと、、。まあでもうんこ君の好きな少しぽっちゃり系だったのでこれで良しとした。
とりあえずコーヒーを頼んで隣に座る。声をかけてみた。
「へい彼女。元気かい?」
「元気よ。」
「俺と遊ぶ?」
「いいわよ。」
で2時間後に一緒にベッドに入った。
本当は小さくなって彼女の体の上を冒険しまくって、おっぱい怪物やお○んこボーイを倒していくつもりだったが彼女といちゃいちゃしていくうちにどうでもよくなった。そうすればするほどうんこ君の体からはにおいが無くなり、次第にうんこ君はうんこではなくなってしまった。うんこ君はこれでもう自分の国に帰れなくなった。自分の知り合いはもう自分のことをうんことして認識できないだろう。
でもうんこ君は彼女に抱かれる中でなぜか安心した。自分の家に戻ってきた安らぎを感じた。
「おかえり。」
彼女が言った。
「ただいま。」
もううんこではない彼は涙を流しながら言った。
大冒険