ハムスター君

ハムスター君はある時ものすごくSEXがしたくなりました。
でも彼のピンコはとてもちいさく今まで彼のピンコに刺された女の子達は「やってらんねえ。」と言って飽きれていました。
でもハムスター君は死ぬ程SEXがしたくなったのです。目眩がするほどです。自分の手でやったらだめなのです。女の子のヌメヌメ感が欲しいのです。
所持金5000円。風俗に行くしかありません。
早速風俗に行きました。
出て来たのはきれいなお姉さん。
「なんのプレーがいい?」
「ハムチュッチュで御願いします。」
「、、、。なんじゃそりゃ。」
風俗のお姉さんにも飽きられてしまいました。でも女の子に嫌われる顔をされるとハムスター君はもっと興奮します。そう。彼はクズなのです。
風俗のお姉さんはいろいろ勝手にやってくれました。口でああやることや、おっぱいでああやることや、そして最後は挿入のところまで。
しかし!ああ、なんと悲しいことでしょう。
お姉さんは最初っから最後まで表情一つ変えずにむんむんとやっているだけなのです。まるで興味の無い近所のおっさんの親戚の子供を相手するみたいな感じに。業務的で無関心、そしてこの無感情な表情。屈辱的すぎる。
ハムスター君は揺れるベッドの上でついに泣いてしまいました。「ふえ~んっ」と。
しかし!それでもお姉さんは表情一つ変えないのです!まるでハムスター君が泣いている姿を床に転がっているちくわを見るみたいな目で見ているだけです。
オリンピックで無感情な表情作り選手権というのがあったらこの人は明らかに世界トップクラスに入るでしょう。そこで金メダルを取れたとしても彼女の表情は一つも変わらないでしょう。すごすぎる程、屈辱的です。
ハムスター君はこれはいかん!と思い、今度は口から泡を吐きながら泣きました。「ふああ~あっ!」と。
しかし!お姉さんはさらにひどい事をしました。なんと、目をつぶったのです!彼女の視覚の世界からハムスター君の存在を消したのです!これは大技です!ハムスター君の心は引き裂けるような痛みを感じました。
ちくしょう!今度こそ!と思い、ハムスター君は今度は目から血の涙を流し、口からゲロを出し、何も出るはずのない耳からは耳水を出し、泣き叫びました。「ふぁい!ふぁい!ふぁい!」と。この姿を無視できる人は果たして地球に存在するでしょうか。
しかし!なんと!!お姉さんは最終奥義を出したのです!なんと、部屋から出て行ったのです!しかも出て行ったときに口にした台詞がまた屈辱的なのです。
彼女は「本読もうっと!」と言って出て行ったのです。
「本読もうっと!だと?!!!」もう限界なハムスター君の顔からはもう何も出ません。からっからです。
彼はもう吹っ切れました。そして、こう思いました。
「そうだ。俺のピンコは所詮こんなもんだ。誰も見向きもしない、感動もしない、何も思わない。でも、明日の日は昇る。頑張っていこう。」
そう思ってハムスター君は服と荷物を持って店から出て行きました。
しかし、彼は帰りの途中で思っては行けない事を思ってしまいました。
「、、、、。頑張るって何を頑張るんだ、、?」

ハムスター君

ハムスター君

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-07-17

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