人間と悪魔37話
今回ありません。
挑戦状をもらってから1日たった日、東たちは犯人の言われる通りその場所に来ていた。その場所はいかにもだれも来なさそうな薄暗いところだった。
「来てませんね・・・。」
「もう来てもいいはずだ。坂内、桂木、一応俺たちはお前らのことを守るが、もし自分が危ないと思ったら、この銃で自分を守れ。」
東はそう言って坂内たちに銃を渡した。
「あぁ、分かった。」
「私、銃の使い方なんか・・。」
「うじうじ言ってないで、引き金を引けばいいだけよ。」
坂内は宮下に言われたことが悔しいのか、なにやら落ち込んでいた。
「大体あなたたち、なんで来たの?」
「あ、東さんたちを守るため・・・」
「・・・・ふうん・・・。」
宮下は見下すように坂内を見た。
「どうやら来たようだな、桂木、坂内、援護を頼むぞ。」
東がそういうと、二人とも分かったように頷いて後ろに下がった。
「お前か・・、ふざけたことをやったのは・・。」
「・・・・」
男はただ黙っていた、男の格好は顔に馬の仮面をつけており、服装は全身漆黒に包まれた格好をしていた。そして腰には刀を身につけていた。
「なんとかいいなさい!!」
「お前らがどれだけ有能か見てやる、かかって来い。」
男がそういうと、東は一気に銃を抜き構えた。
「宮下、俺は援護するから、お前が接近戦で行け。」
「了解。」
そういうと、宮下は男にゆっくりと近づいていった。
「言い残す言葉はあるか?」
「・・・・ないな。」
その瞬間、東は銃を撃った、それに反応して宮下も一気に男に駆け寄った。
しかし男は冷静で腰の刀を抜き、その刀で銃弾を切った。
そして宮下はその男を蹴り飛ばそうとしたが、簡単によけられた。
「・・ちっ。」
東はその男に銃を撃ち続けたが、刀で防がれてしまう、宮下も必死に攻撃するが簡単によけられてしまう。
「なんで当たんないの!?」
「女に手を出すつもりはない、早く失せろ。」
「女だからってなめないほうがいいわよ!」
その直後、宮下は瞬間的に後ろに回り、頭に蹴りを入れようとしたが、後ろ姿で簡単に受けとめられ、そのまま投げ飛ばせれた。
「動きが単調すぎるな。」
「うぅ・・・!!」
「そいつばっか気を取られるな!」
東はその直後4発撃った。が。
すべて防がれ男のすぐそばに落ちた。よくみるとたくさんの銃弾が落ちていた。
東はそのことにとっさに気がつき、壁のあるほうに逃げた。
男は床に落ちている銃弾を刀ですべて打ち返していた。
その威力は拳銃の2倍ほどあった。
「お前らはその程度なのか?」
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今回ありません。