失恋
恋シリーズ第3弾。
舞台は失恋。
アナタの元に、たくさんの幸せが訪れますように。
失恋。
恋が、終わった。
哀しい、悔しい、寂しい。
どれも、私の気持ちに当てはまらない。
何だか、心にポッカリ穴が開いたみたいな。
アナタで埋め尽くされてた記憶の大きさと。
…アナタの存在の大きさに、今、気づいた。
初デートは田舎からちょっと都会に出てデパートに。
一緒に乗った電車で、「俺はいーから」って、さりげなく席を譲ってくれた。
買いすぎた服とかの紙袋も、ひょいって、私の手から取って、鼻歌なんか歌ってた。
アナタ、いつも照れ隠しには、手を首に回すの。
その仕草が好きで仕方なかった。
ほんの少し鈍いアナタは、他の女の子と仲良さげに話しちゃってさ、私がヤキモキ妬いてるのに、気付かないの。
「お前は男に近寄っちゃダメ」
って、それ、私も言いたい。
女の子に近寄らないで、って。
失って、やっと、気付いた。
アナタじゃなきゃ、ダメだった、と。
アナタを愛してた、と。
でも、私が一番に願いたいのは、アナタの幸せ。
アナタが別の人の隣で笑ってても。
大丈夫、私は。
強くなって、見返すんだ。
ありがとう、そして、ばいばい。
失恋
いかがでしたでしょうか。
大切な人は、永遠ではありません。
だから、毎日を大切にしてほしいのです。