人間と悪魔35話
みなさんは幽霊を信じますか?
僕は信じています。おかげで僕は恐怖を毎日感じています。
マジで寝れません!!どうしましょう・・・。
「・・・んで、お前が水をかけた相手を叩き蹴ったということか・・。」
「うん!しつこかったから!」
宮下は笑顔でそう答えた。それに対して東は。
「バカ!すこしは加減を考えろ!お前の強さは尋常じゃないんだぞ!」
「もういいじゃない、それより次はどこに行く?」
宮下はまるで反省の色を示していなかった。それどころか自分は全然悪くないという表情をしていた。
「・・・宮下、今度こういうことがあったら承知せんぞ。」
「・・そんな怖い顔で言わないでよ!あれはさすがにやりすぎちゃったかなーと思ってるから!」
「・・・・。」
「あっ!それより、お化け屋敷入ろうよ!」
「あっ!服を引っ張るな!」
そうして東は、宮下に服を引っ張りながらお化け屋敷に向かった。
それを見ていた坂内は、ただ見ていることしかできなかった。
「?どうしたの?東たちあんな中入ったよ、俺たちも・・・。」
「行きたいのは山々なんですけど、お化けが・・・。」
「あっ!そうか、舞ちゃんお化けニガテだもんねー。」
そう、坂内は幽霊が大の苦手で海の宿で散々な目にあっている。
もう一度行きたいとは思ってないだろう。
が。
「私たちも行きましょう!」
「キミはどんだけ必死なんだい?」
「いいから行きますよ!」
そういって桂木を引っ張りながら、お化け屋敷に入っていた。
一方、東たちは、すで中に入っていた。
「暗くてどこに行けばいいか分からん。」
[これはチャンスよ、ここで優斗に怖がったふりをして抱きつけば・!]
そんな事を言っている内にお化け役の人が東を脅かしに来た。
東は無表情、宮下は・・・。
「キャーーー!」
と言って東に抱きつこうとしたが、東はそれに気づいていたのか、抱きつこうとした宮下をよけた。
「何やってる、行くぞ。」
「・・・・・。」
一方、桂木たちはというと。
「キャァァァアァーーーーーー!!!」
「し、死ぬ・・・・、舞ちゃん、そ、それ俺の、く、首・・。」
「もういやぁーーーー!!」
「い、いや、まじ、が・・・・・・・・!!!!」
それを見ていたお化け役の人が危険だと思ったのか止めに入ろうとしたが余計に怖がってしまい、手にさらに力が加わった。
「いや!!来ないで!!」
「・・・し、絞めないで・・・・・・」
一方、東たちはというと。
「もうすぐゴールだな。」
「・・・・・・。」
宮下はムスッとしていた。自分が抱きつこうとしても避けられるからである。宮下は怒りがMAXまで来ていた。
そして不幸にも最後のお化け役の人が脅かしてきた。
「うぉぉぉーー!!!」
「うるさいっ!!」
バキっそんな音が鳴ってお化け役の人は暗闇の中に倒れた。
「・・・なんだ?今の?」
「まぁ、大変!お化け役の人が倒れてわ!きっとあとで脅かすつもりなんだわ!優斗早く出ましょう!」
そう言って、宮下は優斗の手を取って走り始めた。
その瞬間、宮下はたしかな幸せを感じた。
一方、桂木たちはというと。
「あのー棄権しますか?」
「・・・そうしてください・・・!棄権しないと俺の命が危ないんで」
「えぐっ、えぐっ、ううぅ・・・。」
棄権していた。
人間と悪魔35話
そろそろシリアスパートに入らないと、マズイですね・・・。
タイトル的にもあれなんで。本当は全部シリアスでやって行きたいと思ったんですけど
たまにはパロディをいれないとなーと考えていたら結構パロディやっちゃってます。