人間と悪魔34話
今回ありません。
「・・・・ちゃん、舞ちゃん!」
桂木が何回も呼んでる内に、坂内は目を覚ました。
前回のジェットコースターに乗って気絶してしまったのだ。
「うぅん・・・なんかクラクラする・・・。」
「もしかしてこういうのニガテなの?」
「はぁ、すこしニガテなんですよ・・。」
「舞ちゃん、気絶するのは少しニガテって言うレベルじゃないから。」
坂内が気絶している間に、東たちは色んな乗り物に乗って楽しんでいた。時間はちょうどお昼を回っていたので、東たちは昼食を取っている。
「・・・あのー今何時ですか?」
「ちょうどお昼だね。」
「え!?もうそんな時間!!」
「長い間、気絶してたからね。」
「東さんたちは?」
坂内が桂木にそう尋ねると、桂木は東たちのいるほうに指をさした。
「ねぇ優斗は、あの、わわわ、私のことを思ってる!?」
「・・・いや、別になんとも・・・。」
「・・・・そう。じゃ、じゃあもし私がナンパされたら・・。」
「・・・別に、お前がイヤだったら断わればいい。」
「・・・・・。」
宮下は明らかに不満そうな顔をしていた。それを見ていた坂内はうまくいってないのかな、それはそれでいいけど。と心の中で思っていた。
一方宮下は、東の態度に不満を持っており、なんとか東を振り向かせようと思っていた。
その瞬間、宮下は思いついたという表情になり、いきなり席を立った。
「ちょっと水を取ってくるわ。」
そういうと宮下は、席から離れて水を取りに行った。
ちょっとして、宮下が帰ってきたと思ったら、いきなりなにもない所で転んで、いかにも悪そうな人に水をぶちまけてしまった。
「冷て!!」
「ごめんなさい、いきなり転んでしまって・・・。」
「それで済まされると思ってんのかぁ!!」
「きゃー、優斗助けてー。」
その様子を見ていた東は、呆れ顔をして宮下に言った。
「お前なら、そんなやつら瞬殺だろ。俺はトイレに言ってくる。」
「え!ちょっ、ちょっと優斗!」
そう言って本当に東はトイレに向かった。
「おい!なにペチャクチャ喋ってんだ!落とし前どうつけるんだよ!」
「あ?あ、作戦失敗・・。せっかく助けてもらえると思ったのに・・」
「あぁ!?何言ってんだお前?」
「もうアンタに用はないわ、はやく失せなさい。」
「なんだとぉ!!」
そう言って男は宮下に襲いかかろうとしたが、その前に宮下が男の顔面を蹴り、そのまま地面に叩きつけた。当然そのまま男はノックアウト。
「早く失せないからそうなるのよ。」
そう言って宮下はその場を去り、東のほうに向かった。
それを見ていた坂内たちは。
「理不尽すぎませんか・・・・・?」
「理不尽だ・・・・。」
人間と悪魔34話
今回ありません。