小さい女の子 ~事故~
内容は、場面がコロコロ変わるので読みづらいと思います
すみません・・・・・・・
プロローグと思って読んでいただけたらいいのかなと~思います
どうして?
「どうして?」
小さな女の子が呟く。
今にも壊れてしまいそうな声で
「邪魔だから」
母は、そう答える。
目は虚ろで、視点が定まっていない。
まるで、壊れた機械人形だ。
ずっとずっとその言葉をリピートする。
「一緒には無理? お利口さんにしてても?」
小さな女の子は泣きそうになりながらも、ぐっとこらえ聞く。
どんな親であろうと、その子にとってはたった一人の家族なのだ。
血のつながった家族。
父はわからない。
生まれてから父というものに会ったことがない。
だから必死なのだ。
“私をおいていかないで“と
「邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔」
小さな女の子の切ないお願いは、母には届かなかった
もう完全に壊れてしまったのだ
娘の声など聞こえないほどに
もうなにも聞こえない。だって自ら聞くのをやめたから。
小さな女の子はまたこう呟いた
「どうして?」と
そして無理やり母の顔をこちらに向けさせる
私の話を聞いて欲しい一心で
どんなに壊れて今にも崩れそうでも
「・・・・・・・・・・・・_______からよ」
そう母は呟いた
やっっと自分の娘に耳を傾けた
小さな女の子のお願いが届いたのだ
でもその声は小さな女の子がやっと聞き取れる声だった
私たちには聞こえない
そしてそれが母の最後の言葉だった
母はそのままガードレールを乗り越え、走り出す
その直後、車とブツカルオトガシタ
ヒキズラレル音がした
メノマエガ、マッカニソメアガル
小さな女の子は悲鳴をあげることはなかった
ただただ見つめていた
ただただ涙を流していた
母の死を
目の前で
見つめ続けた
そしてこう呟く
「___だからどうしてこうなっちゃったの?」
小さな女の子の声は、周りの悲鳴でかき消される
私たちしか聞こえない声
小さい女の子 ~事故~
どうでしたか?
場面が、急展開過ぎて分かりにかったとは思いますが、
そこは皆様の広い心で許してください