かけがえのないもの

今回はいままでと違います。
なにが違うかというと、作品賞に応募する目的で書いたためです。
そのためかなりリアルなことを書いてます。
ここまで自分をさらけ出すのはここでは初めてでしょう。
ちょっと恥ずかしい(笑)。
でもれっきとした作品なのでここに掲載します。
よろしくお願いします。

この人生はかけがえのないものだという実感がある。
ひとりひとりに与えられた人生だし、それぞれがかけがえのないものといえる。
この世で私のかけがえのないものといえば、人生ということになる。
それ以外のものはとても微小でどうでもいいことのような気がする。

よく人生は一度きりと言うが、私はそう思っていない。
生まれ変わりはあるように思う。
けれど、この人生が大事なものであることに変わりはない。
ただ幾層にも連なる人生の重みを感じている。

大事な人生を大切に過ごすには、笑いが必要だと思っている。
楽しく過ごすことは良いことだ。
なるべく日々の繰り返しを楽しく過ごせるように努力している。
冷たい笑いは私には必要ない。
人を批評し、悪口を言うことに使う時間はない。

こう思えるようになったことのひとつに、越智啓子さんの本を読んだことがあげられる。
それは雲間から一筋の光が射し込むがごとく、私の心を照らした。
いままで、人生は修行だと思っていた。
苦しいことやつらいことこそに意味があると思いこもうと無理をしていた。
そして生きるのがつらくなった。
しかし、越智さんは生きることは楽しいことだと言う。
笑いが人生を癒すと言う。
それで気付いた。
私の人生は私が決めるのだと。
楽しい人生を歩みたい人は楽しんで人生を送るし、つらい人生が好きな人(修行が好きな人)はつらい人生を送るのだと。
こんな簡単なことだったのだ。
どん詰まりに来てどこにも進めなくなっていた私だったが、大きな一歩を踏み出したと言える。
考えを変えただけで。

越智さんはまた夢はすべて叶うと言う。
いままで夢などすべてあきらめてきたし、夢を持つことさえできなくなっていた。
いつからこんな人間になったのか。
この世の中を30年間生きてきた結果としか言いようがない。
夢を持てない世代なのかもしれないと、冷徹に静観してきたが、それもやめた。
夢は叶えるものである。
それが人生の醍醐味になる。
夢を持つわくわく感を久々に感じた。

私の人生が生き生きとしてきている。
まだその途中であり、人生が続く限り夢も続く。
この夢を持って私は生きていく。
前に前に進め。
進み続けるだけだ。

かけがえのないもの

かけがえのないもの

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-27

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