葦(1)
君の握手は僕の掌を粉々に砕き、君の朗らかな笑い声は僕の耳朶を無残にも切り裂く。
君の微笑みは僕をたちまちの内に盲にしてしまうし、君のその美しい心は、僕のそれを頭蓋骨の裏側に、みじめに、真っ黒く焼けつけさせる。
ようするに、お互い、住む世界が違い過ぎたんだね。
葦(1)
君の握手は僕の掌を粉々に砕き、君の朗らかな笑い声は僕の耳朶を無残にも切り裂く。
君の微笑みは僕をたちまちの内に盲にしてしまうし、君のその美しい心は、僕のそれを頭蓋骨の裏側に、みじめに、真っ黒く焼けつけさせる。
ようするに、お互い、住む世界が違い過ぎたんだね。
葦(1)