難しい

少年は道端でものすごい勢いで泣いていた。
もう、ケツからはウンコが飛びでまくっていた。
彼はこう叫んだ。
「本物の愛はあるのだろうか!本物の善はあるのだろうか!本物の世界はあるのだろうか!本物の自分はあるのだろうか!」
他の人達はそんな彼を見ていろんな事を言った。
「馬鹿な子だ。ほんと、可哀想だよ。」
「きっと、クソゲーのやり過ぎか、シゲキックスの食い過ぎかで頭がいかれてしまったんだろうな。」

その時、天から雷が落ちて少年の恋人の家を爆発させた。ズドーン!
恋人は即死亡した。

数ヶ月後、少年は普通の少年に戻っていた。
学校での成績は良い。友達もそこそこいる。いたって普通。
そんなある日、哲学の授業中に彼は突然先生に向かって靴を投げた。そしてこう叫んだ。
「みんな死ね!死ね!!死んじまえ!!」

いったい、彼の気持ちを誰がわかってくれて慰めてくれるのだろうか。

難しい

難しい

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-21

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