人間と悪魔27話
今回はありません。
東の会社から3分ぐらい歩いたところのファミレスで坂内と桂木は宮下を待っていた。
「来ないですね。」
「うん、なんで俺まで来なきゃいけないの?俺あいつニガテなんだけど」
「まぁまぁいいじゃないですか。」
「よくないよ!俺にだって用事があるんだか・・」
「いいじゃないですか。」
「・・・まぁすこしぐらいなら・・。」
桂木は坂内がなんかしらのオーラをだしてることに気がつき、おとなしく言うことを聞いた。
「んでJはどこに現れるんだ?」
「東さんによると、今夜9時に自分の家に帰り、父親を殺すらしいですよ。」
「・・・なるほど、それじゃあ家の前で待ち伏せをしなきゃいけないな。もう8時30分だぞ?」
「・・・時間にルーズな人なんですね。」
それから待つこと10分、ようやく宮下らしき人がやって来た。
髪は長く、目は透き通っており、目の色はすこし赤みがかっていた。
スタイルもそれほど悪くなく、むしろモデル体系で顔もしっかり整っていた。
「来たぞ、あれが宮下桜だ。」
「・・・っず、ずいぶんとキレイな人なんですね・・。」
そして宮下は、ゆっくりと坂内たちの席に近づき、そしてそこの席についた。
「遅れてごめんなさいね。優斗が来ないからあんまり来たくなかったけど、しょうがなく来てやったわ。」
顔をスタイルもバツグンなのだが、性格がすこし悪かった。
「あら?どこかで見たことあるような、顔だと思ったら桂木じゃない。
」
「久しぶりだな。会えて嬉しいよ。」
「別に私は会いたくなかったけど。」
「・・・・・あっそ。」
桂木はすこしイラツいたようにそういった。
「そして、あなたが優斗の助手の坂内さんね?」
「えぇ、そうですが?なにか問題でも?」
「・・・いえ、・・・こんなガキがどこがいいのかしら?」
宮下は、小さな声でつぶやいたみたいだが、坂内に丸聞こえしていた。
「すいませんねーー!ガキで!これでも20超えてるんですよー!まぁ、性格は悪くないだけ、マシだとおもいますがねーー!」
「ちょっ、ちょっと、舞ちゃん?」
「言ってくれるわねー。私は恵まれてると思うわ。だって二十歳超えてるのに、まだ中学生みたいな身体してる人がいるのだもの。その点、私は・・あっ!すいません口が滑っちゃって。」
「いえいえ!そんなこと全然っ!気にしてませんから!むしろこの身体のほうが動きやすいからいいんですけどね!!」
桂木はこの二人も話に入っていけなかった。なんでこの二人は初めて会ったのにこんなケンカができるのだろうと思った。桂木だった。
人間と悪魔27話
今回はありません。