昇り降る雨

昇り降る雨

昇り昇り
しとしとぽたぽた
ぱらぱらざあざあ
その粒ひとつ
肩に当たると
寂しさを知る
その粒ひとつ
頬に当たると
心の温度を知る

零れた雫は鏡のようで
この目を通せば
自分が映るよう
こんな日には雨とキスしよう
僕の側には誰も居ないから

流されているから
流れているから
僕はまた出会うだろう
その日にはきっと
笑えているだろうか

俯いて涙
零れた雫
ここに降るのは
集めた雫

昇り降る雨

雨は繰り返し降りますね。

ありがとうございました。

昇り降る雨

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-20

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