いのちの吐露~短い文章~
過去を捨てて生きてきた。
過去など、ワタシにはいらないから。
ワタシの中にはもう何も残っていないけど、それでいい。
暗いもやもやを抱え続けて生き続けるよりはマシ。
ワタシのこころにまとわりつく全てのモノを捨て去ろう。
我が呪い、ここに極まれり…そう唇を動かし
思いでの写真を次々に破り捨てる…これからだから
もう誰も、ワタシの邪魔をしないで欲しいの。
ワタシは新しくなりたいから………
まあ、こんな事をポエムにして一体何回まどろんできた事だろう?こんなのは本当は空しいばかりで一番大事なのは行動する事なのに、ワタシはいつ
だって自分の臆病さ、非啓発性、諦め加減にうんざりしてきた。今こそ今こそといって、一体何回自分を欺いてきたのだろう?その数は計り知れない。
全く、ワタシは卑怯者だ。こんなんで自分の夢を叶えるとは胸を張れないだろうが!なんとも情けない!こんな自分でも生きたいと思うから、命とは当た
り前のように尊いものだが、それを本当に大事にできる人間のなんと少ない事か。夢以前にワタシたちは自分の生命、カラダを大事にできているのだ
ろうか?これは我々が存在するうえで最も大事な部分だろう。命の安全なくして世界の平和などありえない。治安などそういう観点から言っているのでは
ない。幸せな人間がごく少数に限られ、多くの者たちが多大な苦しみに苛まれているというのに、これが平和な国などと言えるだろうか?ひとがひとを傷
つけて当然のように振る舞っている暴力的排他的な世の中が果たして平和などと言えるのだろうか?子供の涙が出なくなる程邪悪な空気が流れる世
界が平和を賛美するに足る資格を持っていると、本気で思っているのか!この世にはまず、命と生活の安全が提供されるべきである。精神とこころの
安定と友愛がなされるべきである。それらを為さずして何が平和であろうか、何が民主国家であろうか、何が人間であろうか!?
ひとを傷つける為に国や人種などという区別があるのなら、最初からそんな区別消してしまえば良かったのだ!
こんなに泣きたいのに理性がそれを許してくれないんだ!一度でいいから全部新しくしてしまいたい!何もかもが……!!
泣きたいよ
いのちの吐露~短い文章~