輝くなにか

輝くなにか

光を見つめる
眩しくて目を反らす
光に背を向ける
見えたのは影
存在の証明
影があることでしか
確かめられない

僕は弱い
弱いから背を向けた
僕は強い
そんな気になれるから

逃げて逃げて
逃げ続けて
自分を騙し
震えながら
零れる光に
囚われる

輝くなにか

確かなものなんて無いのかも知れない。

ありがとうございました。

輝くなにか

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-18

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