未来屋佐貫。

ファンタジーなのか非ファンタジーなのか
ギャグなのかシリアスなのか…

とりあえず、読めばわかります(笑

ホスト高校


「千代田さん、貴女来週から遼佳高校に行きなさい。」

『…は?』





0章 「ホスト高校」




こんにちは、私は千代田里香です。
りか、ではなく、さとか です。
ごくごく普通の平々凡々な女子高生、JK。
人生も普通で特にこれといった思い出もない。
そんな私がこの前学校長に投げられた

「お前の席、ねーから」発言。


神様、私何かしましたでしょうか。
あなた様の気に障るようなことしましたでしょうか。
なぜこの平凡な私が退学命令…。


まぁ悩んでいてもしょうがないし
ぶっちゃけあの学校面白くもなんともなかったので
私はこれを機に転校することにした。



「おはよー」
「うーす」
「おはー」
「ZZZ…」
「お前寝ながら来たのかよ…すげぇな…」


ここ、遼佳高等学校は特別偏差値が高いわけでもなく
低いわけでもない、いわば「平凡高校」。
私にはぴったりすぎる。
朝の校門前は賑やかで、挨拶や会話が繰り広げられている。

私はとりあえず職員室を目指して歩くことにした。
…のは良いが、ここ、案外広い。
迷った。来て5分もしないうちに迷った。


『広すぎるでしょ…いくらなんでも…』


当てもなく彷徨っていると、ようやく職員室らしきものが…。


『助かったー、やっと職員室だ』

ほっと胸を撫で下ろしてノックをし、ドアを開けるとそこは


「「「「「いらっしゃい」」」」」


ホストクラブでした。



『すいません間違えました。』

「こら待てドアを閉めるんじゃない」

『私職員室を探してまして、いやまさか校内にホストクラブがあるなんて、流石は大きな学校ですね」


「職員室はここだ」
「千代田さんだよね?待ってたよ、遅かったんだね」
「何処かで道草でも食っていたんじゃないのか」
「新城先生、女の子に失礼ですよ」
「…」


…ここが?
先生達が集うところ?
こんなキラキラした人達が先生?
…平均年齢低すぎじゃないですかここ。
みんな見る限り20代か30代前半ですけど。


「ようこそ遼佳高校へ」

未来屋佐貫。

未来屋佐貫。

「ちょっとした理由」で遼佳高校に転校することになった里香。 この学校は生徒全員何かしらの部活に入らなければいけない決まりがあった。 帰宅部になろうとしていた里香の元へ1通の手紙らしきものが届く。 その内容とは…。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-13

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